平成22年8月 第2413号(8月25日)
日本学術会議
「分野別質保証」の参照基準の在り方を回答
教育課程編成上の考え方示す
3年間で専門教育30分野の参照基準を順次策定
中央教育審議会大学分科会の「学士課程教育の構築」に関わる審議を踏まえて、一昨年5月に文部科学省から「大学教育の分野別質保証の在り方について」の審議依頼を受けた日本学術会議(金澤一郎会長)は、このほど審議結果を取りまとめ、同省の小松親次郎大臣官房審議官(高等教育局担当)に回答を手交した。
- [予算]
- 23年度予算概算要求
基盤的経費の拡充方針固める
民主党・文科部門会議も検討
8月19日、民主党の文部科学部門会議が開かれ、平成23年度予算に関わる文科省要望等について検討が行われた。
文科省要望項目のうち、大学教育等の充実と教育の質保証関係では、私立大学等経常費補助(22年度予算3222億円)について、新成長戦略やマニフェスト等を踏まえ、授業料減免の充実や質の高い教育研究等を強化する。一般補助と特別補助の在り方を見直すとともに、基盤的経費としての拡充を図る、としている。
- [私大協会]
- 「学校法人」の基本軸確固に
第2回「学校法人W.G.」開く
日本私立大学協会の私立大学基本問題研究委員会(担当理事=黒田壽二金沢工業大学学園長・総長)は、去る8月2日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、「第2回学校法人の在り方研究ワーキンググループ」(小委員長=谷岡一郎大阪商業大学理事長・学長)の会合を開いた。
- [文科省]
- 新たな交付内定分
科研費(新規分)を公表
特別推進研究・基盤研究(S)など
平成22年度科学研究費補助金については、去る4月に交付内定した研究種目を5月に公表している。その後、「特別推進研究」(新規分)、「新学術領域研究(研究領域提案型)」(新規領域分)、「基盤研究戟v(新規分)及び「特別研究員奨励費」の配分結果がとりまとめられた。
- [文科省]
- H22学校基本調査
大卒者等の進路
学部卒の60.8%が就職(対前年度7.6ポイント低下)大学院等への進学は13.4%
今年3月に大学を卒業した者の13.4%は大学院等への進学者、60.8%は就職者であることが、前号で既報した文部科学省の「学校基本調査」でわかった。前年度に比べ進学者は1.2ポイント増、就職者は7.6ポイント減。また修士課程を修了し進学した者は11.6%であった。
- [東京電機大学]
- 国際的感覚を磨く
IDCロボコン 東京電機大の学生が参加で
東京電機大学と東京工業大学の学生が、8月6日から18日にかけて上海で開催されたIDCロボットコンテスト大学国際交流大会2010に出場した。
- [私大協会]
- 中・四国支部
5つの分科会を開催
日本私立大学協会中・四国支部(支部長=石田恒夫広島経済大学理事長)は8月19日と20日の両日、広島市内のホテルを会場に今年度の分科会を開催。同支部の27大学から133人が参加した。
- [アルカディア学報]
- 公開研究会報告
国立大学法人化の意味 大ア氏の講演から私立大学のあり方を考える
研究員 島 一則(広島大学高等教育研究開発センター准教授)
- [科技政策研]
- 日本の研究開発費割合(大学)横ばい
科技政策研 科学技術指標2010
科学技術政策研究所は、このたび、我が国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に分析する「科学技術指標2010」を作成した。 - [インタビュー]
- 学生集団をどうデザインするか
ユニバーサル化時代の新しい入試選抜
荒井克弘大学入試センター入学者選抜研究機構長に聞く
大学入試センターの入学者選抜研究機構は、同センターが試験の実施のみならず入学者選抜研究においてもその中核拠点としての役割を果たすことを目指し、平成22年4月1日に発足した。同機構は、@入学者選抜における障がい者支援、A新テストの開発、B大学入試評価の部門により構成されている。このたびは、荒井克弘同機構長に、ユニバーサル時代における入試選抜の在り方について伺った。
- [連載]
- 高等教育の明日 われら大学人 〈4〉
「女性の生き方」を説く まず、基礎を身に付けよ
「女性の品格」の著書はいま 昭和女子大学長 坂東眞理子さん
- [文科省]
- 自分にふさわしい将来設計を
前橋国際大の岩田氏が出版 キャリア教育に指針
学生の就職は喫緊の課題。前橋国際大学の大学運営センター長で、私学高等教育研究所研究員の岩田雅明さんがこのほど、『高校生のキャリア・デザインと新しい大学・短大選び』(ぎょうせい)を出版した。 - [新刊紹介]
- 「文学フシギ帖」
池内 紀 著