会長挨拶
日本私立大学協会は、昭和21年の創立以来80年、戦後日本社会の成長のために、わが国の私立大学の発展を推進してまいりました。現在、本協会は417の私立大学が加盟し、全国7地域に支部・連絡協議会を設置し、それぞれの地域の活性化、社会に必要な人々の育成に尽力しています。
学生の7割を担う私立大学は、建学の精神に基づく教育を強みとして、地域と世界の双方の発展に貢献しています。地域社会の振興を支える人々の育成と同時に、国際的に通用する高度な研究を発展させるイノベーションを生み出すことは、わが国の豊かな社会を支える礎となります。生成AI時代の到来により、社会の価値基準は、知識量や処理能力から人間性へ移行していきます。医療・福祉・教育など、人の心に寄り添う専門職や高度な技能は、AIでは代替できず、今後より高い価値を持つと考えられます。これまでも、そしてこれからも、私立大学は徳育、知育、体育の「三育並進」を実践していきます。
本協会は、社会とともに歩む高等教育の担い手である私立大学の主体的改革を力強く後押しし、国・自治体・産業界との建設的な対話を一層深めてまいります。いまこそ、私立大学に重きをおく高等教育政策への構造的大転換の機会です。その実現に向けて、未来を拓いていくための歩みを止めることなく、加盟大学一丸となり努力を続けてまいります。
多様な価値追求と創造的挑戦により、わが国がこれから向かう新たな社会づくりに貢献してまいりますので、引き続き皆さまからのご支援・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
日本私立大学協会 会長 小原芳明(玉川大学 理事長・学園長)
