平成24年1月 第2469号(1月25日)
666全学校法人が財務情報一般公開(HPで635法人)
23年度 学校法人の財務情報等公開状況調査結果
事業報告書の記載内容 入学者数68.2%、徴収費用22.5%
文部科学省は、このほど平成23年度の学校法人の財務情報等の一般公開状況(10月1日現在)の調査結果を公表した。調査は私立の大学・短大・高専を設置する666法人全てが対象で、回答状況は100%。調査結果の概要は、一般公開をしている法人は全666法人(100.0%)で、特にホームページでの公開が635法人(95.2%)と圧倒的に多い。その内容は、貸借対照表またはその概要が96.1%、収支計算書またはその概要及び事業報告書またはその概要が95.6%などとなっている。また、事業報告書の内容(@法人の概要、A事業の概要、B財務の概要)では、A及びBの各項目についてかなりの改善がうかがえる。
今後の課題等への理解求める
全私学連合は24日、野田改造内閣で入閣した平野博文文部科学大臣を表敬訪問するとともに、24年度私学関係予算等で課題として残った諸項目について説明し、理解を求めた。
新評価システム説明会開く
(財)日本高等教育評価機構(佐藤登志郎理事長)は去る1月19日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で新評価システム説明会を開催した。
私立学校施設防災機能強化集中支援プラン推進
文部科学省は、このほど東日本大震災からの教訓・課題等を踏まえ、急務となっている私立学校施設の耐震化等防災機能強化を一層推進するため、総合的な支援策を継続的に実施することとし、「私立学校施設防災機能強化集中支援プラン」をとりまとめて推進することとした。
センター試験 平均点発表
去る1月14日、15日に実施された平成24年度大学入試センター試験では、問題冊子の配布ミスや試験開始の遅れ等が多発し、約4000人の受験生が「再試験」の対象者となるなど大きな混乱があった。
12月時点 過去最低の前年から3.1ポイント改善
今春卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日時点)は71.9%で、前年同期を3・1ポイント上回ったことが1月17日、文部科学省と厚生労働省の発表で分かった。1996年の調査開始以降で最低だった前年同期(68.8%)に次いで過去2番目の水準。依然として厳しい就職状況が続いている。
会員相互の“絆”誓い合う 新年賀詞交歓会開く
1月12日、私立大学協会関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)の新年賀詞交歓会が開かれた。交歓会場となった大阪市内のホテルには、関西支部加盟校(72法人77大学)のうち39法人42大学71名が集まり、新しい年を迎えて改めて結束を誓い合った。
外国人留学生13万8000人 5月時点 5年ぶりに減少
(独)日本学生支援機構は1月20日、平成23年度外国人留学生在籍状況調査(昨年5月1日時点)の結果を公表した。日本の大学などに在籍する外国人留学生は、前年度比3699人減の13万8075人で、5年ぶりに減少に転じた。
小中高生によるオペラ公演
武蔵野音楽大学附属江古田音楽教室の第20回オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」が1月14日と15日の両日、同大ベートーヴェンホールにおいて開かれた。
主幹 瀧澤博三(帝京科学大学顧問)
東北芸工大 山形大“スマイルエンジン山形”
東北芸術工科大学では、山形大学と共同で日帰りボランティアバス『スマイルエンジン山形』を運行している。2011年5月からスタートし、これまで29回、のべ約1200人の学生と市民が乗車し、津波被災地の家屋や側溝のヘドロ出しなどのボランティアを続けている。宮本武典同大学主任学芸員/東北復興支援機構TRSOディレクターに現状を寄稿してもらった。
文科省が支援事業選定
文部科学省は、このたび平成23年度「東日本大震災からの復旧・復興を担う専門人材育成支援事業(平成23年度3次補正予算額:5億円)について、選定取り組みを決定した。
京都大学大学院・教育学研究科・准教授(教育哲学、教育思想史) 山名 淳
京都ノートルダム女子大学
福島出身の学生に札幌大がいわき明星大と協定結ぶ
札幌大学(桑原真人学長、札幌市豊平区)は、このほど、いわき明星大学(関口武司学長、福島県いわき市)と、福島県出身学生のUターン就学を支援するための協定書に調印した。