平成23年8月 第2453号(8月24日)
平成24年度予算
裁量的経費一律10%減(対前年度の当初予算比)
財務省が暫定的概算要求基準示す
震災復旧・復興費は71兆円(中期財政フレーム)の枠外
野田佳彦財務大臣は、8月23日の閣議での平成24年度予算概算要求に係る菅 直人首相の意向を受け、このほど平成24年度の予算編成に必要な準備作業として、8月12日に閣議決定している「中期財政フレーム」(平成24年から3年間の予算の大枠を71兆円以下に抑制する)を遵守するための暫定的・機械的な概算要求の作業手順を進めるよう各省大臣に示した。
空地・運動場の特区全国化対応、分野別質保証も審議
中央教育審議会大学分科会の大学教育部会(部会長=佐々木雄太愛知県立大学長)は、8月22日、文科省内会議室で第4回会合を開き、大学教育の質の保証・向上に関わる大学キャンパスに求められる機能・役割、空地・運動場に関する特区制度の全国化への対応、学士課程教育に関する新たな検討、分野別質保証の審議状況など多岐にわたる議論を行った。
私立大は47大学・75件の申請
文部科学省は、このほど、グローバルな社会で活躍できる人材育成のため、国際的な枠組みでの高等教育の質保証を図りながら、外国人学生の戦略的受入れ、日本人学生と日中韓・米国等の外国人学生との協働教育による事業「大学の世界展開力強化事業」への申請状況を公表した。
オンリーワン型に34大学(全体の54%)
文部科学省は、このほど平成23年度「博士課程教育リーディングプログラム」の申請状況を取りまとめ、公表した。
単位互換や研究基礎力試験など議論
去る8月22日、中央教育審議会大学分科会大学院部会の第56回会合が文部科学省の会議室で開かれ、大学院における単位互換や博士課程研究基礎力試験の運用について議論された。中教審答申「グローバル化社会の大学院教育〜世界の多様な分野で大学院修了者が活躍するために」(平成23年1月31日)を受けたもので、今後さらに議論を深める予定。
研究員 杉谷 祐美子(青山学院大学 教育人間科学部教育学科 准教授)
平成23年度科学技術白書
文部科学省はこのほど、平成23年度科学技術白書をまとめた。同白書は「社会とともに創り進める科学技術」をテーマに、東日本大震災をはじめ、科学技術と社会との関係について取り上げている。対話に基づく相互理解、政策形成過程への参画へと、社会と科学技術との新しい関係を築いていく取組について、その現状と課題を示した。
関西福祉科学大学
職員参加の王道の改革
長野大学
東京電機大学
文化庁メディア芸術祭 今年は独ドルトムント
文化庁は、今年度の「メディア芸術祭 ドルトムント展 2011」を9月10日から10月2日まで、ドイツの美術館であるドルトムントUで開催する。