平成21年2月 第2349号(2月18日)
■職員向け財務基礎ゼミ
"大学改革に役立てて" 大学職員サポートセンターが開く
大学職員に必要な財務の基礎知識を習得してもらおうと、大学職員サポートセンター(小日向允理事長)は、昨年十二月四日から一月二十九日まで、六回にわたり少人数ゼミ「大学職員のための財務管理基礎ゼミナール〜学校法人会計と私学財政の理解」を開催した。
同センターは、大学の教育研究の発展と経営の健全化を図ることを目的として、二〇〇七年三月に設立された。
第一回が開かれた十二月四日。東京近郊から一五名程の大学職員が集った。講師を務める石渡朝男和洋女子大学事務局長は、大学職員として数十年のキャリアを持ち、学外でも精力的に活動するベテラン中のベテラン。石渡氏ははじめに、「このゼミは財務のプロを育成するものではないが、職員として知っておくべき基礎知識を勉強してほしい。また、参加者間で積極的に交流してほしい」と述べた。
その後六回の講義では、学校法人会計の仕組みや決算書の見方、財務分析などがテーマとなった。最終回では質疑応答が行なわれ、最後に石渡氏は「大学の経営改革は、職員の力量が左右する。今後、専門職としてのスキルや知識も身につけていくべき」等と締めくくった。その後の懇親会では、和やかな雰囲気の中、事務局を交えての交流の場となった。