平成21年2月 第2349号（2月18日）
■比治山大で発足式
去る二月七日、広島の比治山大学において、全国の私立大学の高等教育研究所等のネットワーク「全国高等教育研究所等協議会（会長：有本 章比治山大学高等教育研究所長・教授）」の発足式が行なわれた。ユニバーサル化、グローバル化が進行する中、大学の「自己研究装置」としての高等教育研究所の必要性が高まっている背景から有本教授らが呼びかけて発足。当面は、相互連携をとりながら、情報交換等を行う。協議会の概要は次の通り。
主な活動内容：①情報交換―協議会開催、毎年一回程度。加盟機関の活動内容紹介を通して、広く高等教育関係全般の包括的な情報交換を行う。②共同研究―特定のテーマを設定し、加盟機関を中心とする共同研究を実施。将来的には、協議会以外の諸機関と連携しつつ私立大学を機軸にした中核的な学協会の一つとなることを計画している。
加盟機関：桜美林大学高等教育研究所、北里大学高等教育開発センター、関西国際大学高等教育研究開発センター、関西学院大学総合教育研究室、京都産業大学教育エクセレンス支援センター、京都精華大学教育推進センター、東海大学教育研究所、同志社大学教育開発センター、比治山大学高等教育研究所、佛教大学教授法開発室
有本会長の話「全国の私立大学の中で高等教育研究所を設置している大学は二〇機関程度と少ない。この協議会は、『小さく生んで大きく育てる』ことを期し、今後、飛躍的に発展していきたい」
