平成21年2月 第2349号(2月18日)
■ファッションビジネスの方向性を議論
文化ファッション大学院大学(大沼 淳学長)は、去る二月九日〜十三日まで、文化学園遠藤記念館大ホール等において、「文化ファッション大学院大学ファッションウィーク(BFGU FW)」を開催した。
同大学院大学は、高度なファッション教育を受けたプロフェッショナルの養成を目指し、〇六年に開学した専門職大学院である。
BFGU FWでは、修了展示や研究発表のほか、十日には、シンポジウム「ORIGINS IN JAPAN」やファッションデザインコースの修了ショーが行われた。
シンポジウムでは、(株)イッセイミヤケの太田伸之代表取締役社長をはじめファッション産業界にかかわる五人のパネリストが一堂に会し、日本のファッションビジネスの将来について、「日本の技術やデザイン性は高い。足りないのは営業力」「売れるものは大事であるが、同一化してしまう」など活発な議論が行われた。また、会場からは、「マーケットは日本でなく世界。国籍にとらわれている時代ではない」といった意見も出された。