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令和7年2月 第2996号(02月26日)
日本私立大学団体連合会
魅力ある教育へ不断の改革を
「新たな財源」「地方創生」議題に
私大団連 国会議員と私大振興の協議会
日本私立大学団体連合会(会長=田中愛治早稲田大学総長)は2月17日、都内のホテルで「私立大学の振興に関する協議会(拡大)」を開き、国会議員へ私立大学が抱える諸課題及び私立大学の役割とその振興方策についての理解を訴えた=写真。このたびは、これまでの文部科学(文部)大臣、副大臣、大臣政務官と自由民主党文部科学部会長経験者に加えて、自民党税制調査会や科学技術・イノベーション戦略調査会等に所属する文教関係国会議員らも迎えて、私立大学を取り巻く諸問題を協議した。私立大学側は、同連合会の会長・副会長・代議員等が出席し、日本私立大学協会からは、同連合会の副会長として小原芳明会長(玉川大学理事長・学園長)、代議員等として福井一光副会長(鎌倉女子大学理事長・学長)、瀬戸熊修副会長(千葉工業大学理事長)、浜本隆之副会長(東京理科大学理事長)、立花貞司常務理事(名城大学理事長)の4人が出席した。
中央教育審議会
再編・統合、規模適正化へ
中教審 大学の「未来像」を答申
中央教育審議会(荒瀬克己会長)は2月21日の総会で、急速な少子化を見据えた大学など高等教育機関の在り方をまとめた答申「我が国の『知の総和』向上の未来像~高等教育システムの再構築~」を阿部俊子文部科学大臣に提出した。大学全体の規模を適正化しながら、教育の質を向上させ、地方で高等教育を受ける機会(アクセス)を確保していくべきだとする。文部科学省は今後10年程度の改革のための政策パッケージを今年夏ごろまでに策定して実行に着手する方針だ。
科学技術・学術審議会
研究力強化方策、さらなる検討を
科学技術・学術審議会総会 次期基本計画策定に向けて
科学技術・学術審議会(大野英男会長)は1月29日、第75回となる総会を開催した。第12期最後の会合で、各分科会等から活動状況の報告を受けた。
厚生労働省
児童生徒の自殺者数が過去最多
厚労省自殺調査 自殺予防の取組強化を
厚生労働省は1月29日、警察庁の自殺統計を基に2024年の自殺者数(暫定値)を公表した。令和6年の児童生徒の自殺者数(暫定値)は、昨年より14人増え、527人と過去最多となる見込みであることが分かった。これを受け、文部科学省は、教育委員会に対して自殺予防に係る取組強化を要請した。
アルカディア学報
学習パラダイムからChatGPTパラダイムへの転換
~授業シラバスの見直しを
客員研究員 土持ゲーリー法一(京都情報大学院大学副学長・教授)
インタビュー
女子生徒に理科の楽しさ伝える
神奈川工科大学
女子中高生の進路支援 保護者の理解促進も
神奈川県厚木市の神奈川工科大学(小宮一三学長、工学部・情報学部・健康医療科学部)は、このたび、国立研究開発法人科学技術振興機構の「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採択された。この責任者である工学部応用化学生物学科の小池あゆみ教授は、女子中高生向けの企画を行うと同時に、保護者向けの講演会でも「女子だから」「女性目線」というような既成概念を超えて、子どもたちに自由に学問分野を選ぶ大切さを説く。小池教授に取り組みを聞いた。
連載
高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
ファブがある学び
本格的なSTEAM教育実践
広島工業大学高等学校K―STEAM類型部長・進路指導部
平原豪人
連載
私大の力―48―
答申内容の具体化へ
助成50年の節目に
「私立中心」の政策実現を
文化審議会
文化審答申
「長崎のかくれキリシタン信仰用具」など文化財に
無形民俗文化財4件を記録作成
文化審議会は、1月24日に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、重要有形民俗文化財として1件、重要無形民俗文化財として4件を指定すること及び登録有形民俗文化財として1件、登録無形民俗文化財として2件を登録することについて文部科学大臣に答申した。また、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として4件を選択することについて文化庁長官に答申した。