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令和5年6月 第2927号(06月14日)

政府

高等教育費負担軽減を支援
こども未来戦略会議  少子化対策方針を決定

 政府は6月13日、「こども未来戦略会議」(議長=岸田文雄首相)の第6回会合を官邸で開き、「こども未来戦略方針」を決定した。若者・子育て世代の所得を伸ばし、少子化を反転させることを重視し、「次元の異なる少子化対策」を打ち出す。第2弾で行うとしていた高等教育の更なる支援拡充などは岸田首相が前倒しで実施することを指示した。その後、同方針は持ち回りの閣議でも決定された。

中央教育審議会

人社系大学院改革最終とりまとめへ
大学院部会 第12期初会合、審議の方向性を確認

 中央教育審議会大学分科会の大学院部会は6月5日、第12期の初会合をオンラインで開催した。今期の部会長には、前期に引き続き湊長博京都大学総長を選出。前期に中間とりまとめを行った人文科学・社会科学系の大学院の改革について、継続審議のうえ最終とりまとめに向けた議論をすることのほか、今後の大学院教育の改革振興策について、大学院におけるリカレント教育についてなどを審議していくといった方向性を確認した。

文部科学省

修学・就職支援促進事業の先行事例ヒアリング
第2回 障害学生の修学支援検討会

 文部科学省は6月9日、障害のある学生の修学支援に関する検討会の第2回会合をオンラインにより開いた。同検討会での論点だしを進め、論点整理をまとめあげる作業と、関係者へのヒアリングを実施した。

日本私立大学協会

来年度の奨学金制度改正を協議
常務理事会 来年度政府予算・税制改正要望案を了承

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は6月9日、第525回常務理事会をオンラインと対面の併用形式で開催した。議事では、令和6年度からの奨学金制度の改正について、同協会の令和6年度私立大学関係政府予算要望ならびに私立大学関係税制改正要望について、同協会第159回総会(秋季)の開催等について協議した。

日本私立大学協会

事業計画・基本方針を確認
国際交流委員会が本年度初会合

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は6月1日、本年度第1回(通算第79回)の国際交流委員会(担当理事・委員長=谷岡一郎大阪商業大学理事長・学長)とASEAN特別委員会の合同会議を対面とオンラインの併用で開催した。

東京商工会議所

新卒者採用「増やす」36.7%
東京商工会議所新卒者採用調査
内々定・内定後の辞退は3割

 東京商工会議所は、同所主催の「会員企業と学校法人との就職情報交換会」に参加した企業258社、学校法人83校を対象に、「2024年新卒者の採用、インターンシップに関する調査」を実施し、結果概要を公表した。2024年新卒者の採用計画人数について、「増やす」と回答した企業は、36.7%で、企業の新卒採用意欲は旺盛であることがうかがえる結果であった。

アルカディア学報

入学前教育の隘路
―中長期的視点からの取り組みを―

 中世古貴彦(九州産業大学基礎教育センター講師(兼)大学改革推進本部講師)

インタビュー

時間かけ自分で答えを出す国語
玉川大学の新しい国語教育 厚い哲学・文学の教員陣

 東京都町田市の玉川大学(小原芳明学長)では、2017年より文学部国語教育学科に「言語表現コース」と「国語教員養成コース」を設置し、これからの「国語教育」の在り方を打ち出している。一方、情報過多の社会ではChatGPTの登場など、情報との向き合い方が模索されているともいえる。これからの時代の言語表現に必要な教育とは何か、林大悟国語教育学科主任に聞いた。

寄稿

大学職員個人による業務の振り返り

 山口大学  藤本正己

連載

私大の力㉛
教育学術新聞70年 其の三
橘髙会長時代の16年
「21世紀への飛躍」に手腕

日本私立大学協会

さらなる結束を誓う
九州支部春季総会
本年度事業計画・予算を承認

 日本私立大学協会(小原芳明会長)の九州支部(支部長=中山峰男崇城大学理事長・学長)は、5月22日、福岡市の西鉄グランドホテルにおいて、令和5年度春季総会を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催した。今回は、純真学園大学が当番大学となり、支部所属の42大学から39大学63人が出席した。