平成24年11月 第2505号(11月28日)
大学設置認可在り方見直し検討会が初会合
厳しい「事前規制」、広範な視点から議論
地域ニーズに対応し貢献できる
特色ある小規模大学等も存続し得る基準を
文部科学省は11月21日、大学の設置認可の在り方について見直し、大学教育の質の向上を図るため、「大学設置認可の在り方の見直しに関する検討会」の初会合を省内で開いた。テーマを設けずに自由討議とし、各委員からは審査を厳格化するように求める声のほか、審査基準に地域貢献や地域の自治体・企業との連携、また社会人学生受入れ等の取組みを加味することや情報公開の実施状況の重視などを求める意見が出された。1か月をめどに提言を取りまとめる方針である。
特色ある私大の活性化支援 「私立大学教育研究活性化設備整備事業」180件を採択
文部科学省は、平成24年度の「私立大学教育研究活性化設備整備事業」の採択結果を公表した。この事業は、私立大学が建学の精神と特色を生かした人材育成機能を発揮するとともに、大学間連携を進め、私立大学等の教育改革の一層の展開を図るため、その基盤となる教育研究設備の整備を目的とするものであり、グローバル化の促進や地域の多様なニーズに応える人材の育成、生涯学習機能の強化など、各私立大学の特色、力点に照らした人材育成像や将来構想に基づく取組を支援するもの。予算額は約三一億円。採択結果は、A〜Eの申請内容合計で180件となった。
労働政策研究研修機構小杉礼子氏「就職問題」など講演
日本私立大学協会は、去る11月20日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において関東地区連絡協議会(通算第54回、平成24年度議長=塚本桓世東京理科大学理事長)を同協議会所属校から89大学127名が出席して開催した。総会のほか連絡協議では、今後の国の財政支出及び税制問題(予算概算要求関連)、中教審の審議動向と大学改革問題への対応等を協議した。また、労働政策研究・研修機構統括研究員の小杉礼子氏が「若者の就業問題と大学の役割・課題」と題して講演した。
日本語教育連絡協議会を開く
日本私立大学団体連合会国際交流委員会の「日本語教育連絡協議会」(座長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は去る11月16日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で平成24年度「日本語教育連絡協議会」を開き、留学生別科などを設置している私立大学等から43大学62名が出席した。
国立高専、公立高専、私立高専
高等専門学校制度創設50周年記念の式典が、去る10月30日、学術総合センター「一橋講堂」で、高専関係者ら約500名が出席して開催された。
大学マネジメント研究会のサロン
大学マネジメント研究会は10月30日と今月15日に、都内で勉強会、通称「マネ研サロン」を開催した。10月30日は、「活性化する大学」をテーマに、『危ない私立大学、残る私立大学』(朝日新書)の著書である木村 誠氏が講演を行い、大学の広報戦略として、進学校以外の高校へのアプローチも有効であることなどを示唆した。
「energyflow」
(学)文化学園は11月2日から4日の3日間、文化祭を開催した。
工学院大学創立125周年
(学)工学院大学は11月31日、東京都内のホテルを会場に、同学園創立125周年記念式典と祝賀会を挙行した。
小笠原 正明(大学教育学会会長・北海道大学名誉教授)
京都大学で第6回フォーラム
HESDフォーラム、京都大学大学院地球環境学堂、Tertiary ESD Initiativeは、11月17日、18日、京都大学において、第6回HESDフォーラム2012「キャンパス・サステイナビリティ〜持続可能社会づくりにおける大学の役割」を開催し、約30名の関係者が参加した。
文部科学省が表彰
文部科学省は、医学又は歯学に関する教育研究等で顕著な功労のあった者を対象に「医学教育等関係業務功労者表彰」を行った。
東海学園大学
福岡国際大学
神田外語GプレゼンC 全国の大学から206人参加
学生のプレゼンテーション力を問う「第1回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」の本選が11月17日、神田外語大学を擁する神田外語グループ(佐野元泰理事長、東京都千代田区内神田)の主催で開かれた。