平成24年6月 第2485号(6月13日)
24年度科研費
配分額(直接経費+間接経費)は2011億円
予算額は2566億円・助成額ベース2307億円
〈科研費への教員の応募件数比率〉
私立大36.1%、国立大105.0%、公立大76.3%
文部科学省は、このほど「平成24年度科研費(補助金分・基金分)のうち、4月に交付内定した研究種目の配分結果を公表した。約13万1000件の研究課題のうち、約6万8000件を採択し、総額約1562億円(直接経費)の交付を内定した。このうち、新規採択分は約8万8000件の応募に対し、約2万5000件。採択率は28.6%で配分額は約577億円(直接経費)。なお、「特別推進研究」「新学術領域研究(研究領域提案型)(新規領域)」、「基盤研究(S)」「研究活動スタート支援」の新規課題、「新学術領域研究(研究領域提案型)『生命科学系三分野支援活動』」「特別研究促進費」及び「特定奨励費」は除く。
70回総会 23年度事業・決算報告を承認
日本私立大学団体連合会(清家 篤会長)は4日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で第70回総会を開催し、平成23年度事業報告並びに決算報告を承認するとともに、来年度の私大関係予算・税制改正に関する要望等を協議した。
文科省幹部が説明 IAUP横浜大会関連の報告も
日本私立大学協会(大沼 淳会長)は8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、第467回常務理事会を開催し、平成25年度私大関係政府予算ならびに私大関係税制改正要望をはじめ、新たな大学政策の構築問題等の対応の在り方などを協議した。
事務局長研修会等を協議 防災管理WGを設置く
日本私立大学協会の大学事務研究委員会(担当理事=香川達雄女子栄養大学理事長)は6月6日、東京・市ヶ谷の私学会館において、平成24年度第1回(通算314回)委員会を開いた。
春季総会を開催
日本私立大学協会関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は6月5日、奈良市内のホテルを会場に平成24年度の支部春季総会を開催。同支部所属の77大学から59大学86名が出席し、今年度の事業計画と予算などについて協議した。
7割は人文科学分野
大学等の協定に基づき、教育や研究等を目的として平成22年度中に海外の大学等に留学した日本人学生は、前年度より4816人増の2万8804人であったことがこの度、日本学生支援機構の調査で分かった。
個性的な私学教育を推進
学校法人熊本学園(岩野茂道理事長)は5月26日、熊本県立劇場コンサートホールにおいて、創立70周年の記念式典を盛大に挙行した。会場には、学園の内外関係者ら約1700名が参集した。
平成24年度の科学研究費補助金(科研費)の配分状況が公表された。私大への配分額(新規採択+継続分)は全体の17.4%で、350億1515万円であった。表は配分を受けた私立550大学・大学院大学を配分額(直接経費+間接経費)の合計順に並べたもの。
嶋内 佐絵(日本学術振興会特別研究員)
課題解決をFD・SDに結び付ける
幣紙では、日本福祉大学常任理事の篠田道夫氏の協力を得て、「改革の現場―ミドルのリーダーシップ」を連載しているが、この連載を通して、改革に一定の成功が見られる大学の共通点の一つとして、ある特徴的な研修が行われていることが見えてきた。いわば、「プロジェクト型研修(PBT:Project Based Training)」とでも言うべき新しいFD・SDの形である。
九工大を事例に
九州工業大学の大学発ベンチャーである(株)ハウインターナショナル(正田英樹代表取締役、福岡県飯塚市)は、同大学との取組を元に製品化した学習ポートフォリオシステムや教職履修カルテ等を扱っているが、現在、「教育の質保証セミナー〜課題整理と学修ポートフォリオの有効活用〜」を全国各地で開催している。
能動的な学習を支援する学習環境
上越教育大学学校教育学系 講師 城間 祥子
目白大学
日本工業大学の実践機械工学プログラム 卒業時に「修習技術者」
日本工業大学(波多野純学長、埼玉県宮代町)の工学部機械工学科 の「実践機械工学プログラム」が、一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)から認定を受けた。