平成23年11月 第2463号(11月23日)
提言型政策仕分け
「大学改革の方向性のあり方」で提言
「大学は人材を育てられるのか」など議論
「機能別分化対応の人材育成を」(文科省担当)
政府の行政刷新会議(議長=野田佳彦首相)は、11月20日から、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館を会場に、過去三回の「事業仕分け」と異なり、制度の妥当性等を検討し、その改善策を提言する「提言型政策仕分け」を実施している。21日には、文部科学省担当の教育(大学)として、大学改革の方向性のあり方が議論された。「日本の大学は世界に通用するのか」「日本の大学は多すぎなのか」「大学は人材を育てられるのか」「大学はどのように改革すべきか」の視点から、五つの論点について議論された。
医療・看護系など私大7校 大学院大は5校新設
大学設置・学校法人審議会は、平成24年度開設予定の大学の設置等の認可申請のうち、10月20日の学校法人分科会及び10月21日の大学設置分科会での審議の上、10月24日に中川正春文科大臣に答申した。
講演「震災からの教訓・大学の役割」
日本私立大学協会は、去る11月14日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において関東地区連絡協議会(通算第52回、平成23年度議長:佐藤東洋士桜美林大学理事長・学長)を同協議会所属の128大学から85大学119名が出席して開催した。総会のほか連絡協議では、予算概算要求の実現対策、中教審の審議動向と大学改革課題への対応等を協議した。また、この度の東日本大震災で津波の被害にあった千葉科学大学の藤本一雄氏が「東日本大震災から大学が学ぶべき教訓、果たすべき役割」と題して講演した。
日本語教育連絡協議会開く
日本私立大学団体連合会国際交流委員会の「日本語教育連絡協議会」(座長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は去る11月18日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で平成23年度「日本語教育連絡協議会」を開き、36大学・短期大学部から50名余が出席して、「東日本大震災と留学生問題―今後の留学生政策―」をメインテーマに、基調講演、シンポジウム(講演、情報交換含む)が行われた。また、協議終了後の懇親会は、更なる意見交換の場となった。
中・四国と関西で秋季総会
この度、日本私立大学協会の二つの支部が秋季総会を開催した。中・四国支部(支部長=石田恒夫広島経済大学理事長)は11月15日に岡山市内のホテルで、また、関西支部(森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は16日に、大阪市内のホテルを会場にそれぞれ秋季総会を開催。今年度事業の報告、支部役員の選任のほか、講演などが行われた。
トップセミナー短大の部
財団法人私学研修福祉会(理事長=増田壽男法政大学総長・理事長)は11月14日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において「第34回私立大学の教育・研究充実に関する研究会(短期大学の部)」(トップセミナー)を開催した。
文科省・厚労省調べ(10月1日現在)
来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)は59.9%だったことが11月18日、文部科学省と厚生労働省の調査でわかった。
客員研究員 山本 眞一(広島大学高等教育研究開発センター長)
教育振興基本計画部会が素案
中央教育審議会の教育振興基本計画部会は、去る11月18日、東京・千代田区の学士会館で第12回会合を開催し、第2二期教育振興基本計画の策定に向けた基本的な考え方(素案)を示した。
twitter活用の実践事例
京都外国語大学マルチメディア教育研究センター准教授 村上正行
お茶の水女子大学
神田外語グループのブリティッシュH 英国大使が特別講義
神田外語大学を擁する神田外語グループ(佐野元康理事長)が運営する宿泊研修施設、ブリティッシュヒルズ(BH、福島県天栄村)は19、20日の両日、高校生応援プログラム「福島から世界に羽ばたく君たち」を開催、ディビット・ウォレン駐日英国大使が特別講義を行った。
「集団行動」に歓声
日本体育大学(谷釜了正学長)の「第50回体育研究発表実演会」が11月18日、横浜アリーナで、多くの観客を集めて開催された。