平成23年5月 第2443号(5月25日)
中教審
質の保証・向上など中心に意見交換
第6期大学分科会が初会合開催
審議経過踏まえ、観点しぼり審議深める
中央教育審議会は5月23日、文部科学省内の会議室で大学分科会(安西祐一郎分科会長)を開催した。同分科会は去る3月11日に開催予定であったが、開催直前に発生した東北地方太平洋沖地震のため、中止となっていた。したがって第六期中教審としては初会合となった。審議では、平成20年の諮問「中長期的な大学教育の在り方について」のこれまでの審議経過を踏まえ、@教育の質の保証・向上、A大学の機能別分化や連携、B大学の組織基盤の強化などについて、さらに審議を深めていくこととし、全委員が論点項目等に関わる意見発表をした。
第1回公財政改革委員会開く
5月の連休に続いて、日本私立大学協会は大震災お見舞いのため小出秀文事務局長を青森県八戸地区に派遣した。この見舞い行脚は、福島県、宮城県、岩手県に続くもので、同協会の理事会の意向を体したもの。
復旧・復興と修学支援を
太平洋沿岸・八戸地区の惨状を見る
日本私立大学協会(大沼 淳会長)は13日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、第460回常務理事会を開き、東日本大震災に係る当面の重要課題への対応の在り方などについて、文部科学省の勝野頼彦私学行政課長、森田正信私学助成課長を迎えて、政策協議を行った。
春季総会で新規加盟校紹介
初任者研修会の開催も決定
日本私立大学協会九州支部(支部長=中村量一中村学園大学理事長)は5月20日、福岡県・門司港ホテルを会場に、平成23年度春季総会を開催した。同支部加盟の43大学から34大学の代表者ら58名が参集し、新規加盟校を紹介したほか、従来の中堅職員研修会に加えて、今年度から新たに初任者研修会を行うことなどを決定した。
仙台学長会議からの緊急提言
宮城県内の国公私立の大学・短期大学20校で組織する仙台学長会議(代表=星宮 望東北学院大学学長)は5月12日、東日本大震災からの復興のあり方について、政府の復興構想会議委員でもある村井嘉浩宮城県知事に、教育の視点から次の緊急提言を行った。
私短大協が春季総会で決議
日本私立短期大学協会(会長:佐藤弘毅摶レ白学園理事長・目白大学短期大学部学長)は5月16日、東京・九段下のホテルグランドパレスを会場に平成23年度春季総会を開催した。
研究員 濱名 篤(関西国際大学 理事長・学長)
学校経理研究会・国立大学マネジメント研究会
NPO法人学校経理研究会と国立大学マネジメント研究会(「大学マネジメント研究会」に改称予定)は、去る4月26日、東京・青山の学生情報センターにおいて、緊急研究会「福島原発事故による学校・機関への影響と対応を考える」を開催した。
大妻女子大学
大妻女子大学では、東日本大震災復興支援の「情報ボランティア」活動として、同大社会情報学部の柴田邦臣准教授と学生約20人が被災地の宮城県山元町から救い出された思い出写真の復元作業に取り組んでいる。
―クリティカルシンキングの授業を例に―
帝京大学 若山 昇
日本獣医生命科学大学