平成23年3月 第2435号(3月9日)
私大協会
第612回理事会
平成23年度事業計画案予算案決める
重点目標「高等教育政策のパラダイムシフト」めざす
新たな私学振興基盤の確立 教育・研究の質的充実と強化など推進
日本私立大学協会(大沼 淳会長)は、去る2月25日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、第612回理事会を開催し、平成24年度私立大学関係政府予算要求の基本方針並びに私学関係税制改善の推進対策、大学改革問題と新たな大学政策の構築等について(中央教育審議会、日本私立大学団体連合会の私立大学21世紀委員会、就職採用問題の審議動向を含む)、また、同協会の23年度事業計画案及び予算案などを協議した。
予算案など協議 企画財務委
理事会に先立って開かれた企画財務委員会(担当理事=原田嘉中千葉商科大学理事長)では、平成23年度の事業計画と予算案を協議した。
学術研究振興資金採択状況
日本私立学校振興・共済事業団(河田悌一理事長)は、このほど平成23年度の学術研究振興資金に採択した研究課題74件と、同資金の若手研究者奨励金に採択した21件を公表した。同資金は、私立大学等の学術研究に必要な経費の助成を行うことを目的に設立されたもので、広く一般からの寄附金を基金としてその運用益を交付しているもの。今年度はのべ95件に1億3000万円を交付することになった。
文科省「教育指標の国際比較」
文部科学省はこの度、諸外国における教育の普及等の状況を統計数字を用いてまとめた2011年版「教育指標の国際比較」を公表した。日本における大学院在学者の人口1000人当たりの人数は2.13人で欧米に比べ少ないことなどがわかった。
戦略的大学連携からの展開
去る3月5日、工学院大学において、TKK3大学連携プロジェクト報告会が開催された。
長年にわたり写真芸術に貢献
去る2月25日、東京工芸大学名誉教授の「細江英公氏の平成22年度文化功労者顕彰を祝う会」が、東京・新宿のホテルで盛大に催された。
「就職失敗」は昨年の2倍に
警視庁は3月3日、2010年の自殺統計を公表した。自殺者総数は前年より1155人(3.5%)減ったが、98年から13年連続で3万人を超えている。
主幹 瀧澤 博三(帝京科学大学顧問)
京大と自己意識研が国際シンポ
京都大学高等教育研究開発推進センターは、2月20日、同大学において、国際シンポジウム「高校/大学から仕事へのトランジション―自己形成の場としての学校教育の到来」を開催した。これは同センターの特別経費プロジェクト「大学教員教育研修のための相互研修型FD拠点形成」の一環として行われたもの。
比治山大が武内清氏招き講演会
比治山大学高等教育研究所は、去る2月15日、武内 清上智大学名誉教授・放送大学客員教授を招いて、平成22年度第2回公開講演会「大学生の学生文化とキャンパスライフをめぐって」を開催した。
「学問性」と「社会との関わり」
国際基督教大学サービス・ラーニング科目担当講師 村上むつ子
工学院大学
前橋国際大全学で導入 ユビキタスキャンパスに拍車
共愛学園前橋国際大学(平田郁美学長、、群馬県前橋市小屋原町)は2011年度の新入生全員にApple社のiPod touchを配布することになった。配布されるiPod touchは、2010年9月に発表された新型iPod touch。
日体大が大学院改革 体育実践学コース設置
日本体育大学(谷釜 了正学長、東京都世田谷区)は、今年4月から大学院博士前期課程(修士課程)を「体育科学コース」と「体育実践学コース」の二つに分化させる。「体育実践学コース」では、高度な実践力を備えた「スーパーコーチャー」と「スーパーティーチャー」の育成を目指すことになった。