平成22年3月 第2395号(3月24日)
■「減らしてません」と文科省
来年度のスポーツ予算 国際競技力向上へ
文部科学省は、来年度のスポーツ予算が、「事業仕分けによって減らされたのではないか」と懸念する声に対して「事実関係は違います」とHPなどで“火消し”に大童だ。
同省によると、来年度予算案は、スポーツ関連予算全体では、過去最高となる227億円を計上。国際競技力向上関係予算は、前年度20%(27億円)増の163億円を計上している。
具体的には、事業仕分けの評価結果に対して寄せられた国民の意見や、競技力向上のための支援の重要性に鑑み、「チーム『ニッポン』マルチ・サポート事業」や「次世代アスリート特別強化推進事業」を大幅に拡充した。新たに「ジュニアエリート支援プログラム」を実施するなど、競技力向上予算の充実を図ることにし、競技力向上予算全体として、163億円を計上した。