平成21年9月 第2374号(9月23日)
■水辺のすこやかさの指標をつくる
環境省が環境学習向け
環境省はこのほど、学校での総合学習や住民・NPO等の環境学習で、川を取り巻く環境を調べる際に活用できる「水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)『みんなで川へ行ってみよう!』」を作成した。
川の自然なすがた、生き物、水のきれいさ、快適さ、普段の生活での利用など環境を調べるのに役立つ。地域に根ざした環境学習を行う際のツールとして使用できる。
近年、水質の評価に加えて、地域の特性に応じ良好な水環境を実感できる指標として、多様な要素を取り入れた総合的な水環境調査手法の確立が求められている。
学識経験者等から成る検討会が、「水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)」(「水環境健全性指標2009年版」)をまとめた。 基本的方針は@子供たちが水環境への関心を抱くような楽しい内容とする、A調査結果が環境学習(理科・総合学習や地域の環境学習等)にも活用できる内容とする、B子供たちが中心となって、地域の住民・NPO等とも一緒に活用できる内容とする。
このような活動の継続により、子供たちや大人の身近な水辺への関心を高めることが期待される。