平成21年8月 第2371号(8月26日)
■IDCロボコンを開催
参加国混成チームが10日間で製作
東京電機大学(古田勝久学長)は、8月6日〜18日、IDCロボットコンテスト大学国際交流大会を開催した。今年で20回目をむかえる同大会は、ユニークな競技テーマに対し、言葉や文化が異なる学生が混成チームを組み、約10日間で、マシンの設計、製作を行い、最終日に公開コンテストを行うもの。
まさに、International Design Contest(IDC)であるが、国対抗で競い合うものではないのが特徴。チームは異なる言語、文化の壁を越えて、知恵を出し合い、協力して競技に臨む。
平成24年に東京都足立区に新キャンパスを開設することから、同区北千住の「シアター1010(せんじゅ)」が8月18日の最終競技の舞台となった。
最終競技は、厳しい制約が設けられた中、創意工夫が施されたチームごとに特色あるロボットを製作し、競技フィールドを挟んだ二つのチームが対戦する。ロボットを操作し、オブジェクトをアームで掴んだり、すくい上げたりといった、アイディアを凝らした機構で、会場を沸かせる。
競技に挑む学生達は、共に力を合わせたチームの仲間を称え、そこから熱意溢れる若者の姿、そして微笑ましい国際交流の姿などが垣間見えた。