平成21年3月 第2353号（3月25日）
■高校新卒も87.5％と減 就職内定率 男子90.8％女子83.3％
厚生労働省はこのほど、平成二十一年三月高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況（平成二十一年一月末現在）をまとめた。その概要は次のとおり。
〈高校新卒者〉
①就職内定者数は一六万二〇〇〇人（前年同期比四・二％減）で、就職内定率は八七・五％で、前年同期を一・九ポイント下回る。就職内定率を男女別に見ると、男子は九〇・八％（前年同期を一・五ポイント下回る）、女子は八三・三％（前年同期を二・四ポイント下回る）。
②求人数は三一万八〇〇〇人で、前年同期に比べ六・三％減少。
③求職者数は一八万六〇〇〇人で、前年同期に比べ二・一％減少。
④求人倍率は一・七二倍となり、前年同期を〇・〇七ポイント下回る。
〈中学新卒者〉
①就職内定者数は五一〇人（前年同期比三二・七％減少）で、就職内定率は一八・九％で、前年同期を六・八ポイント下回った。
②求人数は二六〇〇人で、前年同期に比べ二二・六％減少。
③求職者数は二七〇〇人で、前年同期に比べ八・五％減少。
④求人倍率は〇・九七倍となり、前年同期を〇・一八ポイント下回る。
この調査は学校・公共職業安定所の紹介を希望する生徒の状況を取りまとめたもの。
厚生労働省は、①ハローワークの高卒就職ジョブサポーターが、学校訪問等を行うことにより、就職希望者に対する個別就職支援を推進②就職面接会の開催等を通じたマッチングの促進など就職支援策を実施し、高校・中学新卒者のマッチングの促進を図る―ことにしている。
