平成21年3月 第2353号(3月25日)
■86.3%と前年度下回る 短大も75.8%とダウン 「大学生の就職内定状況」
文部科学省と厚生労働省はこのほど、平成二十年度大学等卒業予定者の就職内定状況(平成二十一年二月一日現在)をまとめた。
その概要は次のとおり。
@大学の就職内定率は八六・三%で、前年同期を二・四ポイント下回る。男女別にみると、男子は八六・五%(前年同期を二・七ポイント下回る)、女子は八六・二%(前年同期を二・〇ポイント下回る)。
A短期大学の就職内定率(女子学生のみ)は七五・八%で、前年同期を〇・九ポイント下回る。
B高等専門学校の就職内定率(男子学生のみ)は九九・〇%で、前年同期を〇・六ポイント下回る。
C専修学校(専門課程)の就職内定率は七八・八%で、前年同期を二・八ポイント下回る。
全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から設置者・地域の別等を考慮して抽出した一一二校についての調査。内訳は、国立大学二一校、公立大学三校、私立大学三八校、短期大学二〇校、高等専門学校一〇校、専修学校二〇校。
調査対象人員は、六二五〇人(大学、短期大学、高等専門学校合わせて五六九〇人、専修学校五六〇人)。
各大学等で、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、性別、就職希望の有無、内定状況等について調査した。内定率とは、就職希望者に占める内定取得者の割合である。
厚生労働省では、今後、未内定学生に対する各種就職関連情報(求人情報、イベント情報等)の提供、職業相談等の支援の実施、就職面接会等を通じたマッチングの促進等の取組みにより、一人でも多くの就職決定に向けて支援を行う、としている