平成21年3月 第2352号(3月11日)
■出生率に危機感感じるが83% 少子化対策で世論調査
内閣府はこのほど、少子化対策に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とするため、特別世論調査を実施、結果を発表した。
調査は、平成二十一年一月十五日〜二十五日まで行われた。調査対象は、全国二十歳以上の者三〇〇〇人。有効回収数(率)は一七八一人(五九・四%)だった。
「出生率について我が国の将来に危機感を感じるか」という問いには、「危機感を感じている(小計)」が八三・〇%、「大変危機感を感じている」が四九・九%、「多少危機感を感じている」が三三・一%だった。
「行政が行う少子化対策に関して、特に期待する政策はどのようなものか」を聞いたところ、「仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しの促進」が五八・五%で、以下、「子育てにおける経済的負担の軽減」五四・六%、「妊娠・出産の支援」五四・六%、「子育てのための安心、安全な環境整備」五一・九%だった。