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平成21年3月 第2352号(3月11日)

原野幸康氏を「偲ぶ会」麻生総理等330名余が別れ

 去る二月二十七日、日本私立大学協会(大沼 淳会長)と財団法人日本高等教育評価機構(佐藤登志郎理事長)は、平成二十年十二月十三日に永眠された原野幸康同協会参与・同財団専務理事兼事務局長の「偲ぶ会」を、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷でしめやかに執り行った。
 当日は、麻生太郎総理、海部俊樹元総理、森 喜朗元総理、安倍晋三元総理のほか、河村建夫官房長官、愛知和男氏、大島理森氏、山東昭子氏、谷岡郁子氏ら国会議員(及び代理)、また、玉井日出夫文部科学審議官をはじめとする文科省の幹部、さらに、私学関係団体や同協会関係者ら約三三〇名が参列し、全員が献花台に花を手向け、別れを告げた。
 献花の後、「偲ぶ会」実行委員会の小出秀文委員長(同協会事務局長)の挨拶で開会となり、「偲ぶ会」の発起人代表の大沼会長が追悼の辞を捧げた。
 「原野さんは昭和三十年に日本私立大学協会に奉職されて以来、平成十年三月まで全国の私学の振興にご尽力をいただきました。事務局長退任後も常勤の常務理事として本協会の発展に心血を傾注していただき、さらに、平成十七年からは参与として、本協会の行く末を見守っていただいておりました。平成十六年には「財団法人日本高等教育評価機構」の設立に卓越した手腕を振るわれ、同財団の専務理事兼事務局長として十全のご活躍をいただいておりました。半世紀の永きに亘り、その生涯をもって本協会を支え、国内外に及ぶ私学振興に尽瘁された原野さんの嵩高なるご生涯に対し、心から深甚なる感謝の敬意を表する次第です」と別れを惜しんだ。
 御令室の桂子さんは、原野氏が同協会に奉職された当時の矢次 保初代事務局長や玉川学園創設者の小原國芳氏とのエピソードなど、半世紀に亘る思い出をしみじみと語るとともに、「永年に亘って主人を支えていただいた皆様に、主人に代わりまして厚く御礼申し上げます」と謝辞を述べて、頭を下げた。
 続いて、「偲ぶ会」の発起人の一人である日本私立学校振興・共済事業団の鳥居泰彦理事長が献杯の音頭をとり杯を捧げた。
 その後、懇談のうちに弔電が奉読され、実行委員会の石井正彦副委員長(同財団事務局長)の挨拶で閉会となった。

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