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平成21年2月 第2350号(2月25日)

内定取消し269人に 高校生の就職 雇用情勢は一段と悪化

 

 文部科学省はこのほど、今春卒業予定で就職の内定を取り消された高校生が、二月六日時点で二六九人に達したと発表した。
 調査は国公私立の全高校について、都道府県教育委員会や知事部局を通じてまとめた。一月五日時点の調査の一八六人から八三人増え、雇用情勢は一段と悪化している。
 二六九人の内訳は、男子一八九人、女子八〇人。学科別では、工業一〇六人、普通八五人、商業三二人。
 都道府県別では、長崎一九人▽愛知一五人▽千葉一四人▽鹿児島一三人▽岡山一二人の順で多かった。
 一方で、内定取り消しのなかったのは、富山、福井、滋賀、京都、奈良、和歌山の六府県だった。
 内定を取り消された二六九人のうち、取り消しが撤回されたのが七人、他の会社を紹介されたのが二〇人。
 また、自力で就職活動をして内定を得たのが一二九人で、八七人はまだ就職活動中だという。大学や専修学校への進学に切り替えた生徒もいたという。

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