平成21年2月 第2350号(2月25日)
■国公立大入学者選抜 志願倍率4.8倍
平成二十一年度の国公立大学入学者選抜志願状況及び二段階選抜実施状況(前期日程)が確定し、このほど文科省が発表した。
志願状況は、国立大が募集人員八万八〇四人、志願者数三五万三四四三人で志願倍率は四・四倍(前年度は四・五倍)、公立大が募集人員一万九〇八九人、志願者数一二万一五七七人で志願倍率は六・四倍(前年度と同じ)となった。その結果、国公立大の合計では募集人員九万九八九三人、志願者数四七万五〇二〇人で志願倍率は四・八倍(前年度四・九倍)となった。前年度より志願倍率がダウンしたのは、センター試験の平均点ダウンによるものと思われる。
国立大のうち、志願倍率の高い大学は、東京芸術大一〇・八倍、岐阜大八・二倍、北見工業大七・四倍、山梨大六・六倍、旭川医科大と大分大の六・一倍などとなっている。
二段階選抜の実施状況は国立大一一大学二二学部(前年度一三大学、二六学部)、公立大四大学、四学部(前年度五大学、五学部)で、第一段階選抜で不合格になった人数は、多い順に東京大一一六四人、一橋大六〇八人、長崎大一〇六人、山梨大七八人、筑波大七〇人などとなっている。