平成20年10月 第2335号(10月15日)
■耐震化促進説明会開く
補助制度・申請手続きなど
文部科学省は、十月二十七日から全国六会場において「学校施設耐震化促進説明会」を開催することになり、このほど学校法人理事長及び各都道府県私立学校主管課長宛に案内を発出した。(私大協会のHPでもお知らせ済み)
私立学校の施設は、児童生徒等が一日の大半を過ごす活動の場であることからその安全性が極めて重要であり、各学校の要望に即したきめ細かな補助事業の執行に努めるなど、より耐震化に取り組みやすい環境づくりが必要となっている。
そこで、耐震化に係る補助制度や申請手続き等についての説明会を開催することになった。
●説明会の概要
〈日程及び会場〉
▽札幌会場/十一月十四日(金)/北海道庁別館一二階共用会議室
▽東京会場/十月二十七日(月)、二十八日(火)/日本私立学校振興・共済事業団五階講堂
▽名古屋会場/十一月七日(金)/愛知学院大学楠元キャンパス講堂
▽大阪会場/十一月五日(水)/大阪学院大学一五号館大講堂
▽広島会場/十一月十日(月)/広島県民文化センター内鯉城会館
▽福岡会場/十一月十二日(水)/福岡大学八号館八三一号室
〈スケジュール〉各会場共通。
▽午前の部/九時三〇分から受付、一〇時から内容説明=耐震改修事業等に対する補助金について(文科省)、耐震化事業等に対する融資について(日本私立学校振興・共済事業団)、一一時から個別相談(希望者)
▽午後の部/一三時三〇分から受付、一四時から内容説明、以下午前の部と同様。
午前の部、午後の部とも説明内容は同じ。どちらに出席してもよいが、会場の都合により調整もある。なお、日本私立学校振興・共済事業団からは耐震化に関する融資制度について、利子助成制度を中心に説明が行われる。
個別相談は、@終日、説明会と同時並行で行う予定であり、相談内容は補助金及び融資のいずれも受け付ける。また、具体的な計画がなくても参加できる。なお、申込時に「希望しない」と回答した場合でも、当日参加は可能。
〈対象〉
▽私立の大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、中等教育学校、中学校、小学校、特別支援学校のうち参加を希望する学校法人。
▽高等学校、中等教育学校、中学校、小学校、特別支援学校(以下、高校等)については、会場の都合上、原則、都道府県の担当者のみの出席とする。ただし個別相談については法人担当者からの直接相談も受け付ける。
〈申し込み〉
▽提出書類=送付されている案内により、@学校施設耐震化促進説明会出席票、A質問・相談票(事前に質問・相談内容が決まっている場合のみ)
▽締切=十月十七日(金)
なお、文科省は平成二十一年度の概算要求で「私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助」の学校施設耐震改修事業として六一億二〇〇〇万円を要望しているほか、平成二十年度の補正予算において、〈住まいと防災対策〉として国公私立学校等の耐震化事業の加速化二〇二七億円を計上し、そのうち、私立学校関係として、児童を地震から守る学校づくり等防災対策八〇億円も要望している。