平成20年7月 第2323号(7月9日)
■11兆4千億円 日本のコンテンツ市場
総務省はこのほど、日本のコンテンツ市場規模(二〇〇六年)が一一兆四四九四億円にのぼり、ネットワーク配信の普及等を背景に拡大基調であることを明らかにした。
同省は毎年、様々なメディアを流通するコンテンツ(メディア・ネット)の制作・流通状況に関する調査・分析を行っている。
映像・音声系を中心に市場は対前年比一・四%(一五四七億円)増。マルチユース(二次利用)は引き続き伸び、市場全体の二割超となった。ネットワーク流通市場は拡大が続き、前年比八・六%(六九六億円)の増加となった。
インターネット利用者の四八・六%が有料コンテンツを利用。有料コンテンツ利用者の約三割がパソコンと携帯電話の両方で利用していた。
インターネットの有料コンテンツ一人当たりの利用金額(一ヶ月)は一三九五円で、映像系七二二円、音声系四六二円、テキスト系二一一円。
また、パソコンでの利用金額は一九七〇円、携帯電話での利用金額は六八八円だった。