平成20年7月 第2323号(7月9日)
■モデル事業を公募 教育情報化の総合支援
文部科学省は、七月三日から同三十日まで、平成二十年度「教育情報化総合支援モデル事業」の公募を行っている。公募対象機関は、地方公共団体。
「教育情報化総合支援モデル事業」の概要は次のとおり。
社会の情報化が進展し、学校においてICT(Information and Communication Technology:情報コミュニケーション技術)を様々な場面で活用することが重要となっている。
「IT新改革戦略」において「学校のIT化のサポートを強化すべき」と指摘されたことなどに基づき、平成十九年度に文部科学省は「学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会」を設置して検討してきた。
この検討結果を踏まえ、CIO(Chief Information Officerの略。教育の情報化を計画的かつ戦略的に進めるための統括責任者又は統括責任機関)の配置やICT支援員(学校において、ICTを活用した授業や校務処理などを行う際、教員をサポートする人材)の活用を行う。
併せて、学校のICT環境の計画的な整備や教員のICT活用指導力の向上などのための各種研修の実施など、学校のICT化のサポート体制の整備を行う。
これにより教育の情報化を計画的かつ組織的に進める地域や学校の取組みに関する実践的な調査研究を、委託により実施する。