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平成20年7月 第2323号(7月9日)

落雷による損傷防げ NEDOが風力発電ガイドライン策定

 落雷による風力発電設備の被害を防ぐため「落雷リスクマップ」を作成するなど、NEDO技術開発機構は、このたび、日本型風力発電のガイドラインを策定した。
 国は、二〇一〇年度までに三〇〇万kWの風力発電の導入を掲げている。しかし、特有の地形や気象条件に起因する設備の停止や損傷等の被害も拡大している。特に、台風、乱流、落雷による設備の停止、損傷が風車故障・事故の約三割を占めていた。
 このことから、NEDOでは被害軽減を目指した「台風・乱流対策」と「落雷対策」のガイドラインを作成した。
 台風・乱流対策編では、風車選定のための風条件の設定や風車の選定を提示。リスク評価では、実際の観測、計測、実験等の結果の解析・評価を踏まえて、風車に作用する風荷重について検討しており、若干専門性が高くなっている。

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