平成20年6月 第2320号 (6月18日)
■「質の高い大学教育推進プログラム」の申請状況
私大の申請率60%
文部科学省は、このほど平成二十年度新規事業の「質の高い大学教育推進プログラム」(平成二十年度予算額八六億円)の申請状況を公表した。
同プログラムは、教育の質の向上につながる教育取組から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、我が国全体の高等教育の質保証、国際競争力の強化に資することを目的としている。
申請数は、四八八大学等(大学、短期大学、高等専門学校)から合計九三九件で、その内訳は、大学七四五件、短期大学九一件、高等専門学校八〇件、そのほか共同申請二三件となっている。
大学についてみると、私立四四三件(二五四校)、国立二一六件(七五校)、公立八六件(四五校)となっており、私立の申請件数の割合は五八・八%であった。
今後、(独)日本学術振興会の「質の高い大学教育推進事業委員会」の審査を経て九月中旬ごろに全体で一二五件程度の選定結果が公表される予定である。