平成20年5月 第2314号 (5月7日)
■糖尿病患者・疑い増加
「06年度の国民健康栄養調査」
厚生労働省はこのほど、「〇六年の国民健康・栄養調査」をまとめた。糖尿病患者やその予備軍が一八七〇万人と〇二年の前回調査より二五〇万人増えていることがわかった。
糖尿病が強く疑われる人は約八二〇万人。糖尿病の可能性が否定できない人は約一〇五〇万人、合わせて約一八七〇万人と推定される。
「糖尿病が強く疑われる人」とはヘモグロビンA1cの値が六・一以上、または、質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人。「糖尿病の可能性を否定できない人」の判定基準はヘモグロビンA1cの値が五・六%以上、六・一%未満の人。
高血圧症有病者は約三九七〇万人。正常高値血圧者は約一五二〇万人、合わせて約五四九〇万人と推定される。
また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者は、四〇〜七四歳でみると、男性の二人に一人、女性の五人に一人となった。
強く疑われる者の比率は、四〇〜七四歳でみると、男性二四・四%、女性一二・一%、予備群と考えられる者の比率は、男性二七・一%、女性八・二%だった。
夕食の開始時間は、男性では、二〇歳代〜六〇歳代で、午後九時以降に食べる者の割合が増加。特に、平成十八年は、男性の三〇歳代、四〇歳代において、午後一一時以降の者が七・〇%以上だった。