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平成19年7月 第2282号(7月25日)

山中伸一(教育再生会議)副室長が文化学園を視察

 内閣官房の教育再生会議担当室の山中伸一副室長をはじめスタッフ八名が去る七月九日、東京・新宿の(学)文化学園(大沼 淳理事長)を視察訪問した。
 これまで同会議では六月一日に公表した第二次報告で大学・大学院改革について取り上げてきたが、さらに今年十二月には大学入試や大学の学部教育などについて検討することにしていることから、担当室の事務担当者(文科省以外の他省庁や民間企業からの出向者が多い)が大学現場を視察し、状況を把握しておくこととなったもの。
 当日は、はじめに大沼理事長と対談があり、大沼理事長は、日本の教育は民間の寺小屋からスタートしたこと、どの私学もゼロから始め世界に冠たる学校法人制度の下で多様な人材を育成してきたこと、実務教育が産業界を支えてきたこと、学生の七五%の人材育成を担っているにも拘わらず、国からの助成は国立大と比べて大きな格差があること、ユニークな人材育成でがんばる私学へも経団連等からの寄附を考えて欲しいこと、さらに、新しい時代を担う多様な教育を展開するため、私学には自由にさせて欲しいことなどを訴えた。
 学内視察に移り、大学関係では、造形学部ギャラリー、人工気候室、被服人間工学室、金工実習室を、専門職大学院(BFGU)関係では、ニット実習室、テキスタイル、生産工学実習室などを視察し、それぞれの担当者等からの説明に耳を傾けた。
 山中副室長(前文科省私学部長)のほかのメンバーは次のとおり。
 ▽塩田 誠参事官(経産省、前通商政策課長)、▽川上有道補佐(第一生命より出向)、北島多佳子補佐(東京電力より出向)、▽桃井竜介補佐(厚生労働省より出向)、▽山口博正補佐(旭化成より出向)、▽今里和之主査(経産省より出向)、▽片山純一参事官(前文科省私学行政課長)

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