平成19年7月 第2282号(7月25日)
■初任者研修会開く 私大協会関西支部
日本私立大学協会の関西支部(支部長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)では、去る六月二十九日、平成十九年度の初任者研修会を開催した。
この研修会は、私立大学の事務職員として必要な基礎的知識の習得を目的に毎年開かれているもので、会場の大阪ガーデンパレスには、所属する七四大学から、四一大学九五名の初任者らが参集して、熱心に研修を行った。
参加者は、森田支部長からの「私学人としてそれぞれの大学の発展のために努力すること、一方でより多くの大学が力を合わせなくては諸問題を解決できない」との開会の挨拶に続き、私学をめぐる諸問題(小出秀文同協会事務局長)、私学共済制度の概要について(佐々木 崇日本私立学校振興・共済事業団大阪会館共済業務課長)、私学の法律入門(俵 正市弁護士・俵法律事務所所長)、社会人として身につける一般マナーについて(本田妃世潟Eィズネス代表取締役)、と各講師の講演に耳を傾けた。
なかでも、小出事務局長の「少子化をむかえた今日、高等教育においても深刻な問題を多く抱えるなか、私学の教育力が問われている。大学人・私学人の誇りを胸に、ピンチこそチャンスと思う気概で」という言葉に、会場の参加者は大学人・私学人としての気構えを新たにしていた。
研修終了後に催された懇親会では、名刺交換や情報交換などが活発に行われ、親交を深める有意義な機会となった。