平成19年7月 第2282号(7月25日)
■学園のさらなる発展期す 60周年記念式典挙行
浦和大学・浦和短期大学部の運営母体である学校法人九里学園(理事長=九里幾久雄)は去る六月二十七日、創立六十周年記念式典をさいたま市緑区の浦和大学三号館大講堂で開催した。九里学園は九里總一郎前理事長が昭和二十一年、旧浦和市(現さいたま市)に私塾を創設、本年で六十一年となるが、平成十七年十二月に九里前理事長が死去したため、一年遅れの式典開催となった。併せて本年四月に開設した浦和大学こども学部開学記念式典も行われた。
式典では九里幾久雄理事長が式辞で「創立者である兄總一郎の建学の精神である『実学に勤め徳を養う』を堅持しながら、わが学園のさらなる発展を期していきたい」と決意を述べた。また、八木浩輔学長は「地域の福祉に貢献する大学として新たにこども学部を開設し、総合福祉学部とともに大学の両翼として発展させていきたい」と挨拶した。
来賓を代表して上田清司埼玉県知事(代読)および大沼 淳日本私立大学協会会長(原田嘉中副会長代読)、川並弘昭日本私立短期大学協会会長(代読)、松ア洋右埼玉県私立中学高等学校協会会長が祝辞を述べた。続いて九里總一郎記念奨学金の設立に対し、基金贈呈者の九里イツ子夫人、また、五号館建設を担当した南口誠三東急建設株式会社首都圏本部常務執行役員本部長へとそれぞれ感謝状が贈呈され、式典は終了した。
式典に続き、村上和雄筑波大学名誉教授の「生命(いのち)のすばらしさ…よい遺伝子をONにする」と題した記念講演が行われた。笑うことによって病気の予防に役立つだけでなく、癒しにもつながることを具体的な事例をあげて解説、場内を沸かせた。
会場を移して祝賀会が行われ、はじめに大久保秀子浦和大学こども学部長が、こども学部開学に対する関係各位の協力について感謝の挨拶を述べた。続いて、大野 誠関東私立短期大学協会会長(藤澤良知常任理事代読)、元文部・通産・大蔵大臣の松永 光九里学園後援会会長が来賓を代表して祝辞を述べ、和やかな雰囲気の中、祝宴では参加者が同学園の益々の発展を祝った。