平成19年7月 第2282号(7月25日)
■「学生支援GP」の申請状況 私立大学114件(55%)
文部科学省は、このほど平成十九年度の「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援の充実等」の事業のうち、「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」の新事業への申請状況を公表した。
この事業は、学生の人間力を高め人間性豊かな社会人を育成するため、各大学・短期大学・高等専門学校における、入学から卒業までを通じた組織的かつ総合的な学生支援プログラムのうち、学生の視点に立った独自の工夫や努力により特段の効果の上がっている取組を含む優れたプログラムを選定し、広く社会に情報提供するとともに、財政支援を行うことで、各大学等における学生支援機能の充実を図るものである。今年度は七月二日に公募締切りをした結果、二七二件の申請があった。
事業概要は、▽予算総額 一六億円、▽募集対象 大学、短期大学、高等専門学校、▽採択件数 六〇件程度を選定予定、▽事業規模 年間概ね二五〇〇万円。
二七二件の申請の内訳は、大学二〇七件(国立七四件、公立一九件、私立一一四件)、短期大学(公立一件、私立二八件)、高専(国立三六件)などとなっており、大学部分のみをみると、私立大学の申請割合は五五・一%となっている。(全体での私立の申請率は五二・二%)
なお、今後のスケジュールは、(独)日本学生支援機構により運営される「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム実施委員会」において審査を行い、八月下旬頃に選定結果が公表される予定である。