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令和7年2月 第2994号(02月12日)
中央教育審議会
「博士人材の活躍」に課題残る
中教審大学院部会 今期の検討事項を総括
中央教育審議会大学分科会の大学院部会(湊長博部会長)は2月7日、第117回会合を開催し、今期最後として同部会の審議の整理を行った。令和5年9月に「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について」として中教審に諮問されて以降、大学分科会の特別部会が答申に向けて精力的に審議をしてきた。このたび答申案がまとまったが、この間に同部会でも今後の大学院教育の在り方について議論し、昨年10月の大学分科会と特別部会の合同会議に「高等教育の在り方に関する大学院部会における主な意見(報告)」を提出した。
科学技術・学術審議会
多様で厚みある研究大学群形成へ
科技・学術審大学研究力強化委「大学改革に後押し必要」
科学技術・学術審議会の大学研究力強化委員会(千葉一裕主査)は2月4日、今期最終となる第17回会合を開催した。同委員会は今期7回にわたり会合を開いた。この間に、国際卓越研究大学として東北大学が選定され、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J―PEAKS)では予定枠の選定完了といった、大学研究力強化の政策が動きだした。
連載
アルカディアの灯
―地方私大からの緊急提言―⑭
学長としての使命―アートで繋ぐ教育と世界―
名古屋芸術大学学長
來住尚彦
中央教育審議会
次期学習指導要領改訂に向け審議入り
中教審初中分科会 教育課程企画特別部会が初会合
昨年末に諮問された「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」を受け、中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会で設置が了承された「教育課程企画特別部会」が1月30日、オンラインと対面とを併用し、初会合を開いた。
文部科学省
生徒数は前回比1.3倍の1969人
文科省 夜間中学等調査 39歳以下は57%
文部科学省は、1月31日に「令和6年度夜間中学等に関する実態調査」について結果を公表した。調査によると、夜間中学に通う生徒は、前回調査から約1・3倍増の1969人で、そのうち、日本国籍を有する者は、現在713人であることが分かった。
アルカディア学報
英国における高等教育を巡る設置認可
と認証評価、規制緩和、市場化の動向
研究員 山田礼子(同志社大学社会学研究科・学部教授、高等教育・学生研究センター長)
インタビュー
教職員のノウハウベースに構築
麗澤大学の障がい学生支援 各部局との連携も重視
千葉県柏市に立地する麗澤大学(徳永澄憲学長、外国語学部、経済学部、国際学部、経営学部、工学部)は、創立以来一貫して障害がある学生の支援を行っている。制度的には1985年に「学生相談室」が設置され、多様な学生の心身のケアに臨み、2016年には障がい「学生支援準備室」が設置され、2017年には「障がい学生支援室(現障がい学生支援課)」として合理的配慮の申請や手続きに本格的に対応するようになった。また、同大学は車いすのテニスプレイヤー、国枝慎吾選手の母校でもある。同大学の障がい学生支援(合理的配慮)について、石光俊明大学事務局副部長、半田タユ美障がい学生支援課課員(学生支援士)、澤田明子学生相談室カウンセラーに聞いた。
連載
高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
「HUS LINKS」で新たな学びを創造する
高大のあらゆる教育資源を活用した、将来に役立つ学びを求めて
北海道科学大学高等学校校長 橋本達也
連載
ビヨンドコロナの大学戦略-62-
強みはアウトドアスポーツとデジタル
新カリは3領域8コース、ゼミ重視
びわこ成蹊スポーツ大学
間野義之学長
標高1000メートルの比良山地と琵琶湖に挟まれたびわこ成蹊スポーツ大学(びわスポ大、間野義之学長、スポーツ学部)は、昨年、コース改組を行った。受験生により分かりやすい体系にし、ゼミ活動や卒業論文の執筆を重視する。大学の最大の強みは「アウトドアスポーツとデジタル」と語る間野学長に今後の大学戦略を聞いた。
千葉県私立大学総務・経理事務担当者連絡会
情報交換会・講演会開く
千葉私大総務・経理連絡会
千葉県私立大学総務・経理事務担当者連絡会(代表幹事=神本忠夫聖徳大学常勤監事)は、去る11月29日、敬愛大学稲毛キャンパスにて、「令和6年度情報交換会・講演会」を開催した。