文部科学省

私大等経常費補助３０９１億円を要求
概算要求　私学助成は４４７５億円

　文部科学省は8月29日、財務省に提出する令和7年度概算要求の要求・要望額を公表した。文部科学関係予算（一般会計）は前年度予算比で11.5％増の5兆3384億円となった。文教関係予算は前年度予算より3320億円増え、4兆3883億円。これに加え事項要求も行う。このうち、高等教育機関の多様なミッションの実現に含まれる、私立大学等の改革の推進等では前年度より149億円増の4139億円を要求した。ここでは、私立学校施設・設備の整備の推進のための要望を加えた私学助成要求・要望額の4475億円と加えて事項要求の内容について掲載する。

文部科学省

持続可能な教育研究機能強化へ
概算要求　高等教育局主要事項

　このたびの文部科学省概算要求における、高等教育局主要事項では、持続可能な教育研究機能強化に向けた基盤的経費の十分な確保、改革インセンティブとなる重点配分の徹底、高専の高度化・国際化の推進に向けた支援を予定している。日本人学生の留学派遣、外国人留学生の受け入れや定着、教育の国際化を推進するにあたっての予算も増額。さらに、高度専門人材育成の推進に向けた支援事業では、大学院教育の強化や半導体人材育成に向けた拠点整備事業を新規に加えている。

文部科学省

税制改正要望
令和７年度　文科省

　文部科学省は令和7年度の税制改正要望について、概算要求とともにその要望事項を公表した。

文部科学省

学部学生数が減少
令和６年度学校基本調査（速報値）

　文部科学省は8月28日、令和6年度の学校基本調査（速報値）を公表した。大学数は813校と前年度より3校増加し、学生数は295万人で前年度より4千4百人増加し、過去最多となった。そのうち、女子の占める割合が44.7％の132万人で、前年度より0.1ポイント増加し過去最多となっている。なお、調査期日は令和6年5月1日現在で、速報においては公表項目を学校数、在学者数、教員数等に限定して公表された。

アルカディアの灯

すべての学生が輝ける環境を
―地方私大からの緊急提言―⑧

　岡山理科大学
　学長
　平野博之

文部科学省

小・中学校の生徒数は過去最少
小学生は対前年度10.８万人減

　文部科学省は8月28日に、令和6年度の学校基本調査の速報値を公表した。小中学校の在学者数は、小学校は594万2千人、中学校が314万1千人で過去最少を更新した。

アルカディア学報

デジタルスカラシップ―教育と学問の総合サービス―

　客員研究員　立田慶裕（国立教育政策研究所名誉所員）

インタビュー

充実した専門家体制
東京工科大学
障害等支援　健康増進に作業療法士

　東京工科大学（香川豊学長、教養学環、八王子＝コンピュータサイエンス学部、メディア学部、工学部、応用生物学部、蒲田＝デザイン学部、医療保健学部）では、専門学校を含めた学校法人（片柳学園）全体をカバーするヘルスサポートセンターを設置し、学生の健康管理、障害支援などを包括的に取り組む。医療保健学部の中川和美教授と堀田耕稔副センター長に聞いた。

連載

高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
生徒全員が主語の、より良い
あり方の探究の実現を目指して

　桐蔭学園中等教育学校教頭　　橋本雄介

連載

ビヨンドコロナの大学戦略－５７－
本物に触れ、経験を積む教育
６学科横断の学びも重視

　奈良大学
　今津節生学長

奈良大学（今津節生学長、文学部、社会学部）は、古都奈良に立地する強みを最大限に活かしている遺跡や寺院の調査には学部生も連れて行き、「本物」に触れさせることでその魅力のとりこにさせる。現場に行く重要性を訴える今津学長に今後の大学戦略を聞いた。

大学発ベンチャー表彰

大阪大学発キュエルが文科大臣賞
大学発ベンチャー表彰　４６件の応募から選定

　このたび、「大学発ベンチャー表彰2024」の受賞者が発表され、文部科学大臣賞には、大阪大学発の「キュエル株式会社」、経済産業大臣賞には、東北大学発の「ソニア・セラピューティクス株式会社」が選ばれた。

学校法人北海道科学大学

未来をとことん、ひらこう！
北海道科学大　創立１００周年でセレモニー

　学校法人北海道科学大学（苫米地司理事長、札幌市）の創立100周年記念セレモニーが、8月10日、札幌文化芸術劇場hitaruで開催され、来賓、招待者、卒業生、教育関係者など1583人が参列した。