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令和6年7月 第2971号(07月10日)

中央教育審議会

規模「適正化」で具体策検討へ
中教審大学分科会「在り方」特別部会 中間まとめ「素案」を改訂

 中央教育審議会大学分科会の「高等教育の在り方に関する特別部会」(永田恭介部会長)は6月28日の第7回会合で、前回の中間まとめ「素案」を大幅に改訂し、中間まとめ案として公表した。素案の大枠は維持しつつも、少子化の影響、地方創生策の現状などでより厳しい現状認識を示し、「今後は、定員未充足や募集停止、経営破綻に追い込まれるところがさらに生じることは避けられない」として、各地の高等教育機関の「規模の適正化」に向けた連携や再編・統合での支援強化策の具体化の必要性を盛り込んだ。

中央教育審議会

地域コミュニティを活性化
中教審総会 「社会教育の在り方」で諮問

 中央教育審議会(荒瀬克己会長)は6月25日に第138回総会を開き、初等中等教育分科会「質の高い教師の確保特別部会」がとりまとめた「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」と、生涯学習分科会における議論の整理について報告を受け、審議した。また、このたび盛山正仁文部科学大臣より、地域コミュニティの基盤を支える今後の社会教育の在り方と推進方策について諮問があり、諮問文が荒瀬会長に手渡された。

文部科学省

特定成長分野への転換に59件
大学・高専機能強化支援事業 第2回選定結果を公表

 文部科学省は6月26日、「大学・高専機能強化支援事業」の第2回公募選定結果を公表した。今回は、令和5年12月15日から2月29日の間に申請を受け付け、97件を選定した。

日本私立大学協会

本年度研究課題など協議
大学教務研究委員会 委員長・副委員長を選任

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は6月17日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で第346回(令和6年度第1回)大学教務研究委員会(担当理事=後藤泰之愛知工業大学理事長・学長)を開き、委員長、副委員長等の選任のほか、今期および本年度の研究課題と委員会活動などについて協議した。

ボリュームゾーン学生教育パートナーシップ

分厚い中間層(ボリュームゾーン)の学生をどう育てる
高校・大学・企業・地域のパートナーシップが発足

 「ボリュームゾーン学生教育パートナーシップ」の決起大会が、7月5日、東京・渋谷で開催され、高校・大学・企業等の関係者が集った。同会代表の吉武博通東京家政学院大学理事長のほか、4大学の理事長・学長が講演、シンポジウム、情報交換会を行った。

神田外語大学

国際社会の平和と繁栄に貢献する
神田外語大学 国府台女子学院と連携協定

 神田外語大学(宮内孝久学長、千葉県美浜区)と国府台女子学院高等部(平田史郎学院長、千葉県市川市)は、5月17日、同大学を運営する神田外語グループの佐野元泰理事長同席のもと、宮内学長と国府台女子学院の平田学院長の間で、協定書への署名を取り交わした。

連載

高校進路指導室の扉
―新しい高大連携・接続に向けて―
「金融リテラシー×SDGs」教育を
柱とする高大一体化の教育改革

 千葉商科大学付属高等学校
 校長  浅川潤一

インタビュー

プログラムを動かして学ぶ財務分析AI
高崎商科大学情報教育の展開 基礎科目後は応用ゼミへ

 高崎市に立地する高崎商科大学(築雅之学長、商学部、短期大学部)は、2021年度から始まった新カリキュラムにおいて、充実した情報教育をすすめている。取り組みの一つとして、独自に展開しているAI教育がある。会計や地域金融、経営分析などについて学ぶ学生を対象に、財務分析のためのAIの開発手法・プロセス・実装を体験的に理解させる教材を開発し、『TUCコイタ君』と名付けた。この教育に携わった経営学科情報コース所属の佐々木正仁教授に聞いた。

寄稿

知識基盤社会とアカデミック・プロフェッションの課題 ―3―

 広島大学名誉教授  有本章

連載

私大の力―43―
「エシカル就活」とは
学生たちの挑戦
企業が「選ばれる」時代に

日本私立高等専門学校協会

本年度事業計画・予算を決定
私立高専協会総会 当面する諸課題を協議

 日本私立高等専門学校協会(会長=小島知博サレジオ工業高等専門学校長/東京都町田市)は6月25日、都内で第121回春季総会を開催した。会長校のサレジオ高専をはじめとして、神山まるごと高等専門学校(大蔵峰樹校長/徳島県神山町)、近畿大学工業高等専門学校(齊藤公博校長/三重県名張市)、国際高等専門学校(鹿田正昭校長/石川県金沢市・白山市)の私立高専4校から校長らが出席。本年度事業計画・予算を決め、そのほか高専を取り巻く諸問題などを協議した。