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令和6年5月 第2963号(05月08日)

中央教育審議会

「アクセス」、適正規模で論議
大学分科会「在り方」部会 各委員の発表ふまえ

 中央教育審議会大学分科会の「高等教育の在り方に関する特別部会」は4月26日、5回目の会合を開き、地方の大学の在り方をめぐり2人の委員の発表を受けた。これで各委員からの発表はひとまず終了し、この日、文科省から示された「(これまでの)論点整理案」を参考に、「地域における質の高い高等教育への『アクセス』確保」や「高等教育全体の『規模』の適正化と、それに伴う教育の質保証」といった中心課題について、本格的な論議に入ることを確認した。

中央教育審議会

特別免許状、運用見直しへ
初中分科会教員養成部会 積極的活用方策を審議

 中央教育審議会初等中等教育分科会の教員養成部会(秋田喜代美部会長)は4月24日、第142回会合を開き、免許外教科担任の許可等に関する指針の改訂案や特別免許状に関する運用の見直し案を審議した。

日本私立大学協会

常務理事選任で体制充実
私大協理事会 来年度概算要求の基本方針を協議

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は4月26日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で第741回理事会を開催した。同協会常務理事の選任、同協会事業計画の実施要領、関連諸団体の人事案件、令和7年度私立大学関係政府予算概算要求の基本方針と私学関係税制改善の推進対策、地方私立大学の振興策など、多岐にわたり協議した。

文部科学省

「総合型」私大では9割が導入
大学入学者選抜導入調査 導入の効果と課題

 文部科学省は4月26日、「大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究」報告書を公表した。設置主体別の導入率では、大学は85.6%、短大は95.1%、公立大学は43.3%であった。

京都光華女子大学

健康・未来を創造する空間
新校舎「光耀館」完成

 京都光華女子大学(高見茂学長、京都市右京区)では、3月14日に新校舎「光耀館(こうようかん)」の竣工式を学園関係者および設計・施行関係者等の列席のもとに執り行った。

春の叙勲・褒章

寄稿

大学は新入生とどう向き合うべきか

 神戸大学教養教育院副院長・教授  近田政博

インタビュー

全学一体となった支援体制を構築
十文字学園女子大の合理的配慮・学生相談
カームダウンルームも設置

 十文字学園女子大学(志村二三夫学長、人間生活学部、教育人文学部、社会情報デザイン学部)は、約10年前から障がいのある学生について授業における配慮を組織的に行ってきた。2024年度からは、キャンパスソーシャルワーカーの配置、カームダウンルームの設置など、さらに充実した学生支援を行っていく。同大学の合理的配慮、学生相談の体制について、中西郁学生総合相談センター長・教授に聞いた。

連載

SDを推進する職員②
学びの全体像を設計する 鈴木洋氏(芝浦工業大学)

連載

私大の力―41―
オープンキャンパス「探究型」が問うもの
「年内入試」一層の加速化か

特集

学生の力で復興後押し
能登半島地震 全国から支援の輪

 元旦に能登を最大震度7の大地震が襲った。人的被害1540人(死者241人、負傷者1299人)、住宅被害8万1717棟(全壊8027棟、半壊1万3668棟、床上浸水6棟、床下浸水19棟、一部破損5万9997棟)。震災から4か月経つが、いまだに約4600人が避難している状況にある。全国各地から支援の輪が広がるなか、学生ボランティアも各地から駆けつけて活動を行っている。今回は、日本私立大学協会加盟大学から東北芸術工科大学、国士館大学、中村学園大学の取り組みを紹介する。