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令和5年12月 第2947号(12月06日)
日本私立大学協会
中央教育審議会
急速な少子化での「高等教育」審議入り
大学分科会「特別部会」が初会合
中央教育審議会大学分科会が文部科学大臣の諮問を受けて設けた「高等教育の在り方に関する特別部会」の初会合が11月29日に開かれ、14人の委員構成と、部会長を永田恭介大学分科会長(筑波大学長)にすることを決めた。続いて、国立教育政策研究所高等教育研究部長の濱中義隆氏からヒアリング、委員の1人である國學院大學観光まちづくり学部教授の吉見俊哉氏による問題提起を受け、全体審議をスタートさせた。
政府
本年度補正予算が成立
文科省の計上1.3兆円
令和5年度補正予算が11月29日の参院本会議で可決、成立した。一般会計の歳出総額で13兆1992億円を計上。物価高への対応や持続的な賃上げの実現といった経済対策費用が計上されている。文部科学省関係では、「持続的賃上げ、所得向上と地方の成長の実現」「成長力の強化・高度化に資する国内投資の促進」「人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革の起動・推進」「国土強靱化、防災・減災など国民の安全・安心の確保」といった項目を掲げ、デフレ完全脱却のための総合経済対策関係として1 兆2912億円を計上している。
日本私立大学協会
来年度概算要求税制改正対策を協議
私大協理事会 新常務理事4氏を互選
日本私立大学協会(小原芳明会長)は11月24日、第737回理事会を対面とオンラインの併用形式で開催した。議事では、令和6年度私立大学関係政府予算概算要求と私立大学関係税制改善対策の今後の推進方策、同協会常務理事の補任等について協議した。
日本私立大学協会
今後の事業推進の在り方検討
企画財務委員会
来年度事業計画策定へ基本方針
日本私立大学協会(小原芳明会長)は11月29日、本年度第1回企画財務委員会(担当理事=本山和夫東京理科大学会長)を対面とオンラインの併用形式で開催した。議事では、令和5年度同協会諸事業の推進状況や、令和6年度同協会事業計画案(教育学術新聞・私学高等教育研究所を含む)および予算案(経常会計・特別会計)の作成のための基本方針などを協議した。
日本私立高等専門学校協会
私立高専4校が団結し決議
私立高専協会秋季総会
国際化推進へ制度改正求める
日本私立高等専門学校協会(会長=小島知博サレジオ工業高等専門学校長)は11月7日、第120回秋季総会を三重県名張市の近畿大学工業高等専門学校(齊藤公博校長)で開催した。会長校のサレジオ高専をはじめとして、国際高等専門学校(鹿田正昭校長)、近大高専、神山まるごと高等専門学校(大蔵峰樹校長)の私立高専4校から校長らが出席し、高専を取り巻く諸問題を協議。私立高専として高等教育の振興を誓う決議をとりまとめた。
全国大学生活協同組合連合会
課題提出などオンライン化54.6%
「文章力」「論理的思考力」が弱い
全国大学生活協同組合連合会は、10月30日に「これからの教育と研究~大学生協教員調査」の結果を公表した。コロナ禍を経て、授業の進め方や学びの実態について調査したもの。レポート等の提出をオンライン化した教員の割合は54.6%とLMSを活用していることが分かる結果であった。
放送大学学園
遠隔授業のリードオフ機関として
放送大学 40周年記念式典を挙行
放送大学学園(髙橋道和理事長、千葉市美浜区)は、10月31日に千代田区にある学術総合センター内一橋講堂において創立40周年の記念式典を挙行した。
アルカディア学報
西井泰彦(私学高等教育研究所主幹)
写真特集
キャンパス万華鏡 写真が語る大学の横顔
インタビュー
6つの系を中心に科目を選択
多摩大学の新カリキュラム
特別コースで意欲ある層を育成
多摩大学(寺島実郎学長、経営情報学部、グローバルスタディーズ学部)の経営情報学部は、2023年度から新たなカリキュラムでスタートした。中でも、意欲のある学生が選択する2つの特別コースは白眉である。この特徴を4つに絞って、小林英夫経営情報学部長、小西英行経営情報学部教務委員長に聞いた。
寄稿
大学生のライフスタイル
コロナ禍でSNS利用に変化 -上-
広島大学 村澤昌崇
学校法人二階堂学園
未来への架け橋を築き大いなる躍進へ
二階堂学園 創立100周年を迎えて
日本女子体育大学などを運営する学校法人二階堂学園(石﨑朔子理事長、東京都世田谷区)の創立100周年記念式典・演技発表会・祝賀会が10月25日、同学園に新しく建設された「学園創立百周年記念館」内の「二階堂トクヨ記念講堂」で開催された。
学校法人東京工芸大学
未来を創造する多彩な人材育成に
100年の節目を祝う
学校法人東京工芸大学(岩居文雄理事長、東京都中野区)は、11月10日、東京都写真美術館において創立100周年記念式典を開催した。学校関係者、行政関係、企業関係者など約130人が出席した。
学校法人目白学園
新たな未来100年に向けて
目白学園 より教育・環境の整備拡充へ
目白大学(大学院、短期大学部)、目白研心中学校・高等学校を運営する学校法人目白学園(尾﨑春樹理事長、東京都新宿区)は11月11日、目白大学新宿キャンパス内で創立100周年記念式典を挙行した。来賓、関係者、学生・生徒ら約360人が出席するなか、新たな100年に向けて力強く歩みだすことを宣言した。