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令和5年4月 第2919号(04月05日)
日本私立学校振興・共済事業団
私大経常費補助は2980億円
4年度交付額を公表
日本私立学校振興・共済事業団(福原紀彦理事長)はこのたび、令和4年度私立大学等経常費補助金交付状況について公表した。令和4年度の交付学校数は大学・短期大学・高等専門学校855校、交付総額は2980億746万4千円だった。前年度交付額2925億496万6千円より約55億249万8千円の増額となった。
政府
5年度政府予算114兆円が成立
4年度予備費から2.2兆円 閣議決定
一般会計の総額が過去最大の114兆円あまりとなる令和5年度政府予算は、3月28日の参議院本会議で、自民・公明両党などの賛成多数の採決を経て成立した。新年度予算には、子ども子育て政策や脱炭素を推し進めるために必要な経費のほか、防衛力の抜本的な強化に向けた費用も盛り込まれる。
日本高等教育評価機構
66大学に「適合」
4年度認証評価結果を公表
日本高等教育評価機構(石井正彦理事長)は3月27日、令和4年度の大学、短期大学の機関別認証評価結果を公表した。受審した67大学のうち、適合は66校、不適合は1校。短期大学では受審した2校すべてが適合だった。大学の追評価の実施は1校で、判定は適合だった。
文部科学省、厚生労働省
実務実習のあり方を協議
薬剤師養成で懇談会
新薬剤師養成問題懇談会が、3月15日に開催された。同会議は、国公立大学薬学部長(科長・学長)会議、一般社団法人日本私立薬科大学協会、一般社団法人日本病院薬剤師会、公益社団法人日本薬剤師会、文部科学省、厚生労働省等から構成される。平成18年4月から薬剤師養成のための薬学教育の修業年限が6年となったことを受け、薬剤師養成において当面する諸課題に対する各関係機関の役割を明確化し、新制度下での薬剤師養成の円滑な実施に資するための検討をしている。
日本私立高等専門学校協会
「神山まるごと高専」が入会
私立高専協会が臨時総会
日本私立高等専門学校協会(会長=小島知博サレジオ工業高等専門学校長)は3月22日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において臨時総会を開催した。会長校のサレジオ高専をはじめとして、国際高等専門学校、近畿大学工業高等専門学校(齊藤公博校長)の私立高専3校から校長らが出席して協議した。
文部科学省
国際バカロレア普及を推進
有識者会議とりまとめ公表
文部科学省の「国際バカロレアの普及促進に向けた検討に係る有識者会議」は3月28日、これまでの議論のとりまとめを公表した。
インタビュー
繋げる(リゾーム)学びで教養深める
横浜商科大学が構想する
新しい「総合教養教育」 「社会力演習」など重視
横浜市鶴見区に立地する横浜商科大学(清水雅彦学長、商学部)では、現在、2025年の新しい「総合教養教育」の改革に向けて準備中である。その肝は全学科共通必修の初年次教育「社会力演習」「キャリアデザイン」「情報教育」にあるという。改革を先導する羽田功副学長に聞いた。
アルカディア学報
客員研究員 大澤清二(大妻女子大学名誉教授)
日本私立学校振興・共済事業団
令和4年度私立大学の経常費補助金交付額一覧
連載
ビヨンドコロナの大学戦略-36-
経済・情報・観光分野を強化
地域の要望に沿った教育研究
仁愛大学
田代俊孝学長
福井県越前市に立地する仁愛大学(田代俊孝学長、人間学部、人間生活学部)は、コロナ禍では「医療系学部を持たない大学」として全学の職域接種を行った。教育や研究も地域のニーズに迅速に応えるとともに、地域も大学を大事にしてきた。北陸新幹線の延長とともに新駅ができ、地域の活性化の担い手としても期待されている。コロナ禍を超えた地域と大学の在り方や価値観の変化について、田代学長に聞いた。
文部科学省
紙媒体経費は10億円減
大学図書館・ネットワーク調査
電子書籍は1081万タイトル
文部科学省は、国公私立大学の大学図書館やコンピュータ・ネットワーク環境の現状に関する「学術情報基盤調査実態調査」を行い、結果を公表した。調査によると、大学図書館で閲覧可能な電子書籍のタイトル数は、前年度より7.8%増の1081万タイトルであった。