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令和4年5月 第2882号(05月11日)

日本私立大学協会

私学法改正問題を協議
私大協理事会 骨子案パブコメへ対応

 日本私立大学協会(小原芳明会長)は4月22日、第722回理事会をオンラインで開催した。議事では、同協会の令和4年度事業計画の実施要領や、学校法人のガバナンス改革問題、令和5年度私立大学関係政府予算要求の基本方針・私学関係税制改正の推進対策などについて協議した。

科学技術・学術審議会

科技・学術の最新動向を審議
総会 各分科会が活動状況報告

 科学技術・学術審議会は4月26日にオンラインで総会を開き、第11期の各分科会等の活動状況や最近の科学技術・学術の動向について審議した。

日本私立大学協会

私学法改正の懸念払拭へ
意見書もとにパブコメ

 学校法人のガバナンス改革については、大学設置・学校法人審議会学校法人分科会のもとに設置された学校法人制度改革特別委員会が3月29日にとりまとめた報告書「学校法人制度改革の具体的方策について」に基づき、「私立学校法改正法案骨子案」が文部科学省より示され、5月3日を期限にパブリックコメントが実施された。日本私立大学協会では同骨子案についての意見書を作成し、このパブリックコメントに対応した。

内閣府

大学の財源多様化促進を支援
「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」を公募

 このたび、内閣府では新規事業として「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」を創設し、公募を開始した。同事業は、地域の中核となる大学が、地域ニーズに即した社会貢献活動を推進するとともに、地域行政や産業界からの投資誘発を通じた大学の財源多様化を進めることを支援するもの。

日本高等教育評価機構

法令改正を確認し大学運営を
求める学修成果、内部質保証など説明

 公益財団法人日本高等教育評価機構(石井正彦理事長)では、同機構が実施する認証評価について理解を深めることを目的に、大阪ガーデンパレス(4月21日)とアルカディア市ヶ谷(4月26日)の2か所で「令和4年度大学・短期大学評価セミナー」を開催した。昨年度はオンデマンドでの配信で集合形式での開催はできなかったが、今年度は感染症対策を講じて3年ぶりに対面式とライブ配信・オンデマンド配信の併用での開催となった。同機構による認証評価を検討している大学・短期大学の関係者、大学・短期大学における自己点検・評価関係者などが出席し、大阪会場では51人、東京会場では70人が参加した。ここでは、東京会場での様子を紹介する。

春の叙勲・褒章

 このたび、令和4年春の叙勲および褒章受章者が発表された。

文部科学省

教師間での共通理解に課題
道徳教育実施状況調査

 平成30年度に小学校、翌令和元年度に中学校において「特別の教科 道徳(道徳科)」が全面実施されている。このたび、文科省は全国の公立の小・中学校、義務教育学校と中等教育学校の前期課程を対象に取組状況を調査し、「令和3年度道徳教育実施状況調査報告書」としてまとめ、ホームページに掲載した。

アルカディア学報

「審議まとめ」実現の課題
―質保証システム部会に参加して

 研究員 杉谷祐美子(青山学院大学教育人間科学部教育学科教授)

インタビュー

多様な学生に多様な学び方を
アフターコロナの大学図書館像
「行きたくなる図書館」目指す

 コロナ禍では「誰も大学図書館・ラーニングコモンズに来られなくなる」という事態となった。しかし、大学は学生の学びを支援しなければならない。このことについて、千葉大学アカデミック・リンク・センターの竹内比呂也センター長・副学長は、『わざわざ行かなくてもいいけれど、それでも行きたくなる図書館』を考えなければならないと強調する。アフターコロナの大学図書館・ラーニングコモンズについて、竹内副学長に聞いた。

寄稿

大学教育のリデザイン
AI時代の大学教育

 北陸大学高等教育推進センター長・教授  杉森公一

連載

ビヨンドコロナの大学戦略-22-
「自分の使命は何か」考え続ける
混迷の時代こそ女子大で学ぶ意義とは

金城学院大学
小室尚子学長

 名古屋市東部に立地する金城学院大学(小室尚子学長、文学部、生活環境学部、国際情報学部、人間科学部、薬学部、看護学部)は、福音主義のプロテスタント・キリスト教に基づく教育を行う。2011年に策定された金城学院マスタープランでは、中学校から大学までの施設の改築が計画され、2021年8月に最終フェーズとなる新校舎が竣工した。しかし、コロナ禍が襲い、これらの施設が最大限に使用できなかったという。この春からは、看護学部が新たに設置されている。こうした取り組みの中で、大学として保持し続けるミッションやビジョンなどについて、小室学長に聞いた。