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令和4年2月 第2871号(02月09日)
中央教育審議会
次代の教育の方向性 検討求める
「歴史の転換点」「予測困難な時代」社会変化見据え
第4期教育振興基本計画策定へ諮問
中央教育審議会(渡邉光一郎会長)は2月7日、第130回総会をオンラインで開催した。総会には末松信介文部科学大臣が出席し、2023~27年度の5か年にわたる教育政策の基本方針を示す第4期教育振興基本計画の策定について諮問した。諮問では、2040年以降の社会変化を見据え、また、将来の予測が困難な時代を迎えることも鑑み、歴史の転換点に立っているとの認識を前提として策定する必要があるとした。そのうえで、教育の「デジタル」と「リアル」の最適な組み合わせや、共生社会の実現を目指した学習環境づくり、教育データの活用方策について審議を求めている。
中央教育審議会
「専任教員見直し」「特例」制度化など部会報告へ
大学分科会質保証部会作業チーム 設置基準改正点まとめる
中央教育審議会大学分科会質保証システム部会「作業チーム」の最終会合が2月3日、オンラインで開かれ、チームとしての最終案「新たな時代を見据えた質保証システムの改善・充実について」がまとめられた。最終調整を経て、質保証システム部会に報告され、この案をもとに部会としての最終方針を取りまとめる方向となった。
総合科学技術・イノベーション会議
「大学ファンド」最終案を決定
CSTI 大学独自基金の拡充求める
政府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)は2月1日、世界トップレベルの研究力を目指す大学を支援する10兆円規模の「大学ファンド」の制度設計を盛り込んだ「世界と伍する研究大学の在り方について最終まとめ(案)」を決定した。
日本経済団体連合会
産学官が連携して教育改革を
経団連が大学の人材育成に提言
日本経済団体連合会は1月18日、提言「新しい時代に対応した大学教育改革の推進―主体的な学修を通じた多様な人材の育成に向けて―」をウェブサイトに公開した。同日付けで、昨年、経団連全会員企業に対して同提言の取りまとめの参考とするべく実施した、採用と大学改革への期待に関するアンケート結果も公開されている。
文部科学省
博士課程の社会人経験は53.7%
博士人材追跡調査 社会人の割合は入学者の4割
文部科学省科学技術・学術政策研究所は1月25日、2020年に2018年度博士課程修了者を対象に1.5年後の状況について調査し、結果を「『博士人材追跡調査』第4次報告書」に公表した。調査によると、博士課程に在籍する前の社会人経験の有無を尋ねたところ、全体の53.7%が「ある」と回答しており、半数を超える博士課程学生が入学前に社会人経験があることが分かった。
アルカディア学報
増谷文生(朝日新聞編集委員)
写真特集
SDGs達成に向けた大学の取り組み
大学トップの意外な〇〇
自慢の校舎・施設
インタビュー
ICT型教育システムを有効活用
杉野服飾大学ICT活用授業「産学連携プロジェクト」
杉野服飾大学(中村賢二郎学長)服飾学部服飾学科の鈴木康久教授は、コロナ後もICT型教育システムの有効活用をすべく新しい取り組みを行っている。
連載
新しい時代の看護実習④
コロナ禍におけるシミュレーション教育を用いた臨地実習の工夫
東京医科大学医学部看護学科基礎看護学領域
阿部幸恵
寄稿
「みんなで使う」教学IR
BIツールを活用した教学マネジメントを支える基盤の構築
京都産業大学学長室IR推進室 白藤康成
全国高等教育研究所等協議会
「淘汰」と「教学マネジメント」がより重要ワードに
高等教育研究所等協議会が13回総会 日中比較で講演も
第13回全国高等教育研究所等協議会は、1月27日、兵庫大学高等教育研究センターをキーステーションに、オンラインで開催された。冒頭に大平曜子氏(兵庫大学教育担当副学長)及び有本章氏(会長、HU高等教育研究センター長、兵庫大学学長顧問)の挨拶があり、引き続き会員校の報告ならびに総会が行われた。