平成23年12月 第2465号(12月21日)
私大等の3団体
予算税制改正 要望実現に全国から声上がる
復興支援・人材育成・高等教育システムなど
「私立大学振興大会2011」盛大に開催
日本私立大学団体連合会をはじめ日本私立短期大学協会、日本私立高等専門学校協会の私大等三団体は、平成24年度の予算編成作業が大詰を迎えるに当たり、12月6日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷を会場に「私立大学振興大会2011」を開催し、私大等関係の予算・税制改正要望の実現を期した。会場には、全国から約300名を超える理事長・学長等が詰めかけたほか、11大学がテレビ会議システムで参加し、「地域振興にがんばる地方中小規模大学等の灯を消してはならない」といった熱い意見発表が相次いだ。なお、同連合会が6月に取りまとめた『21世紀社会の持続的発展を支える私立大学』を踏まえてのパネルディスカッションも行われた。
「分厚い中間層の復活」など重点 国家戦略会議
12月12日、総理官邸で開かれた第四回国家戦略会議で、平成24年度予算編成の基本方針(日本再生に向けて)が取りまとめられた。
全体構成及び概要の確認など
日本私立大学協会基本問題研究委員会の「学校法人の在り方研究WG」(小委員長=谷岡一郎大阪商業大学理事長・学長)は12月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で平成23年度第2回(通算第7回)会合を開き、「これからの学校法人の在り方」(報告)の取りまとめに向けた協議を行った。
専門研究委ほか各種協議会合同で
日本私立大学協会の企画財務委員会(担当理事=原田嘉中千葉商科大学理事長)は、12月2日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で「拡大合同研究会」を開催した。同研究会は、研修事業を伴う「大学教務」「学生生活指導」「就職」「大学経理財務」「大学事務」及び「大学情報図書館」の各研究委員会のほか、「私立大学基本問題研究委員会」「教育学術充実研究委員会」「国際交流委員会」の各担当理事・委員長等が出席して、各事業の実施状況や来年度事業の在り方等について、同協会事業全体のバランスや関連性及び調整などを協議した。
東北工業大など私大5件
文部科学省は、このほど平成23年度「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」の選定取組14件を決定した。
ジョブサポーター活用で就職を決める!
職業安定局若年者雇用対策室
昨今の就職環境の悪化に伴い、2011年3月に卒業した大学生の就職率は91.0%と大変厳しい状況であった。2012年3月卒業予定者の就職内定率(10月1日現在)も、59.9%と厳しい状況が続いている。このような状況を踏まえ、厚生労働省では、2010年9月より、大学院・大学・短大・高専・専修学校などの学生や未就職卒業者を支援する「新卒応援ハローワーク」を全国に設置し、民間企業採用担当などの経歴やキャリア・カウンセリング関係の資格を持った、就職支援の専門職「ジョブサポーター」を配置し、次のような支援メニューを提供している。なお、新卒応援ハローワークのサービスはすべて無料。
近大高専で総会を開催
日本私立高等専門学校協会(会長=神野 稔近畿大学工業高等専門学校長)は11月28日、三重県名張市の近畿大学工業高等専門学校で第96回秋季総会を開催した。
「愛情教育」で人材育成
駿河台大学(山コア善久理事長、川村正幸学長)は11月23日、埼玉県飯能市のキャンパスにおいて、創立25周年の記念式典・講演会を挙行した。会場には、学内外の関係者等多数が参集し、四半世紀の節目を祝った。
客員研究員 土持ゲーリー法一(帝京大学高等教育開発センター長・教授)
第4回 東大―野村 大学経営フォーラム
東京大学大学総合教育研究センターと野村證券株式会社は、去る11月24日、東京都内において、第4回東大―野村大学経営フォーラム「大学の中長期計画を考えるU―ステークホルダーズと創る大学」を開催し、多くの関係者が参加した。
第13回FDフォーラム
名城大学は、11月2日、天白キャンパスにおいて、第13回FDフォーラム「改めてFDについて考える〜組織的な取組に向けて」を開催し、134名が参加した。
ミドルのリーダーシップ J
明星大学
大阪経済法科大学
東京電機大の千住キャンパス 連結縦型のエコ技術
東京電機大学(古田勝久学長)は、2012年に開設される東京千住キャンパスで、エコ技術の最先端である“世界初”の連結縦型蓄熱槽を採用した。