平成22年11月 第2421号(11月10日)
「特別枠」要望 パブコメ結果
文科省10事業に28万件(78%)の意見応募
教育関係者 評価会議への反映を見守る
将来を担う「人材育成」に熱い思い
去る9月28日から10月19日まで実施された、平成23年度予算概算要求の「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメントの結果が内閣官房から発表された。各府省庁が要望した189事業に合計36万2232件の意見応募があり、そのうち、文部科学省の10事業には全体の78.3%に当たる28万3448件が寄せられた。その大半は事業実施の必要性を強く訴えるものであった。この結果は、今後の評価会議で「優先順位づけのための基礎的資料にする」とのことであり、全国の教育関係者の熱い思いがどう反映されるか注目されている。
- 第4回マスコミ懇談会
就職問題・高等教育政策で議論
日本私立大学団体連合会(白井克彦会長)は、去る10月26日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、朝日・毎日・読売・日経・産経・東京の各新聞社の編集・論説委員等を招いて、第4回「私学振興に関する懇談会」を開催した。
- [中教審]
- 答申(素案)
職業実践的な教育に特化した枠組みを審議
キャリア教育・職業教育特別部会る
中央教育審議会のキャリア教育・職業教育特別部会(部会長=田村哲夫搶a谷教育学園理事長)は、去る10月27日、文部科学省内の会議室で第28回会合を開き、「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」の答申素案を審議した。
- [私学事業団]
- 入学定員
20%超に補助金不交付
収容定員8000人以上の大規模校対象
日本私立学校振興・共済事業団(河田悌一理事長)は、私立大学等経常費補助金の一般補助における、補助金不交付となる学部等の定員超過率について、平成22年度及び23年度分を定めていたが、このほど、定員規模を明示して24年度以後の不交付基準を定めたので、各私立大学に通知した。
- [私大協会]
- 設立50周年に向け記念事業など協議
北海道支部が秋季総会開く
日本私立大学協会北海道支部(支部長=森本正夫北海学園大学理事長)は11月2日、札幌市内のホテルで、平成22年度秋季総会を開催。支部加盟の21大学から全大学31名が参加した。同支部は平成24年度に設立50周年を迎える。総会では、これを記念するための事業の計画についても協議された。
- [常葉学園大学]
- 人を育てる教育者の教育
常葉学園大学 創立30周年記念式典で
常葉学園大学(木宮健二理事長、角替弘志学長)は10月23日、静岡市民文化会館において、創立30周年記念式典を盛大に挙行した。式典には来賓・招待客、学園関係者、在校生ら総勢1100名が出席した。
- [文化学園]
- 情熱や創造性を具現化
文化学園の文化祭
(学)文化学園(大沼 淳理事長)は11月2日から4日までの3日間、文化祭を開催した。
- [アルカディア学報]
- 弥縫策では追いつけない 日本の高等教育を世界水準に
本間 政雄(立命館アジア太平洋大学副学長、国立大学マネジメント研究会会長)
- [科技政策研]
- 多様分野の研究チームが好成果生む
科学における知識生産プロセス調査
科学技術政策研究所と一橋大学イノベーション研究センターは共同で、日本の研究者を対象とした科学における知識生産プロセスについての大規模アンケート調査結果を公表した。 - [連載]
- キャンパス・アジア アジア高等教育圏を目指してA
アジア地域統合と国際高等教育交流
早稲田大学大学院アジア大平洋研究科 黒田一雄
- [連載]
- 大学は往く
新しい学園像を求めて〈3〉
立教大学
- [私学研修福祉会]
- 質保証をテーマに研修
トップセミナー短期大学の部
情報開示問題も論議
(財)私学研修福祉会(理事長:増田壽男法政大学総長)は11月2日、アルカディア市ヶ谷で、「第33回 私立大学の教育・研究充実に関する研究会(短期大学の部)」(トップセミナー)を開催した。
- [新刊紹介]
- 「二つの星
横井玉子と佐藤志津 女子美術大学建学への道」
山崎光夫 著