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平成22年2月 第2392号(2月24日)

復元伊能地図
 全国巡回展
 小百科
  JWA

 伊能大図の全国巡回展を企画、実現させたのは、民間団体である伊能忠敬研究会と(社)日本ウオーキング協会(JWA)。まず、JWAはどんな団体で、なぜ伊能忠敬なのか、を紹介する。
 1964年、「歩け歩けの会」として誕生。学生を中心に、毎月第一日曜日を「みんなで歩く日」と定め、歩け歩け運動を提唱。83年、社団法人になった。
 97年11月、「第1回世界ウオーキングフェスティバル」を世界26ヶ国、1000名を越える外国人の参加で開催。00年6月、協会名を(社)日本ウオーキング協会に。現在、45都道府県に支部。 
 木谷道宣副会長は「『楽しみながら歩けば風の色がみえてくる』をテーマに、明るく、元気な、楽しいウオーキングを広めるのが目的」と話す。
 伊能忠敬と結びついたのは「伊能ウォーク」。99年に朝日新聞などと「平成の伊能忠敬・ニッポンを歩こう・21世紀の100万人ウォーク」を行った。伊能の足跡を辿り、2年間かけて、歩いて日本を一周した。
 今回の伊能大図の全国巡回展には、この伊能ウォークの経験を生かす。伊能ウォークのさいには、「会場」は必要なかったが、今回は展示の会場確保が最重要課題。
 JWA理事の堀野正勝は「福岡では7月、中村学園大学が体育館を提供してくれて開催が決まりました。他の県でも、日本私立大学協会の加盟校の協力で、会場が確保され開催が決まりつつあります」と、こう続けた。
 「開催地にあるJWAや伊能研究会、そして土地家屋調査士会の支部が応援する体制です。これに地元の新聞社やテレビ局などの応援をあおげば、素晴らしいイベントが実現できます」


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