平成22年2月 第2391号(2月17日)
■緊急雇用対策(21年度補正予算〈1億円〉)
就職支援推進プログラム(大学)私立大45件を選定
大学教育・学生支援推進事業
政府の緊急雇用対策を踏まえ、平成21年度補正予算によって措置された「平成21年度大学教育・学生支援推進事業」の就職支援推進プログラム(予算額1億円)の選定結果について、このほど文部科学省が発表した。
このプログラムは、大学・短期大学・高等専門学校(以下「大学等」)から申請された、大学等への就職相談員(キャリアカウンセラー等)の配置など関係機関と連携した就職相談体制の強化を図る取組や、学生の卒業後の社会的・職業的自立につながる教育課程内外にわたる取組(キャリアガイダンス)に対して、重点的な財政支援を行うことにより、学生の就職率の向上やキャリア形成の促進を図ることを目的とするもの。
去る1月25日に締切り、100件の申請を受付け(独)日本学生支援機構の下で「学生支援推進事業委員会」(委員長=小出忠孝愛知学院大学学院長)による取組内容の確認を経て、65件の取組が選定された。
選定内訳は【取組1】と【取組2】の二種類あり、それぞれの選定状況は次の通りである。
【取組1】就職相談員(キャリアカウンセラー等)の配置促進による就職相談の充実=大学12件、短期大学11件、複数学校6件の合計29件
【取組2】就職力を高めるキャリアガイダンスの推進=大学22件、短期大学9件、複数学校5件の合計36件
なお、取組全体での大学の国公私別の申請数・選定数は、私立大(申請64・選定45)、国立大(申請0)、公立大(申請1・選定0)となっている。