平成22年1月 第2388号(1月27日)
■丹後の紡織用具など3件
文化審議会が答申重要有形民俗文化財
文化審議会(西原鈴子会長)はこのほど、静岡県沼津市の「沼津内浦・静浦及び周辺地域の漁労用具」や京都府の「丹後の紡織用具及び製品」など三件を重要有形民俗文化財に、宮崎県高原町に伝わる「高原の神舞」など2件を重要無形民俗文化財に指定、静岡県南伊豆町の「東子浦の人形芝居用具」など4件を登録有形民俗文化財に登録するよう、川端達夫文部科学相に答申した。
また、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に五件を選択するよう、玉井日出夫文化庁長官に答申した。
この他の指定・登録は次の通り。
【重要有形民俗文化財】須佐宝泉寺・黄帝社奉納船絵馬(山口県萩市)
【重要無形民俗文化財】邑町(むらまち)のサイノカミ(富山県入善町)
【登録有形民俗文化財】佐治の板笠製作用具及び製品(鳥取市)▽出雲の藍板締め染め用具及び製品(島根県)▽玄界灘の漁労用具及び船大工用具(福岡県宗像市)
【記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財】
青森県津軽地方の虫送り(青森県)▽似鳥のサイトギ(岩手県二戸市)▽坂戸の大宮住吉神楽(埼玉県坂戸市)▽大島半島のニソの杜(もり)の習俗(福井県おおい町)▽佐田岬半島の初盆行事(愛媛県伊方町)