平成22年1月 第2386号(1月13日)
■エコプロダクツ展
大学ブースでPR
大学環境対策でシンポも
今年度で11回目を迎える日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2009」が、昨年12月10日から12日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。
同展示会は、産学官民の様々なセクターの関係者が一堂に会し、情報交換を行うもので、700社・団体以上の出展に加え、著名人によるシンポジウム、法対策など実践的なセミナーなどが行われた。このたびの総参加者数は18万2510人で過去最多。麻布大学、近畿大学、工学院大学、東京都市大学、福岡工業大学といった大学の出展も多く見られ、主に学生の環境への取り組み、あるいは、大学で研究開発した環境技術などが展示され、訪れた人々に取り組みをアピールした。
二日目の11日には、私立大学環境保全協議会が協力して、大学の環境対策をテーマに「大学の環境対策推進シンポジウム」が行われた。学生団体エコ・リーグ(全国青年環境連盟)が昨年に発表した「エコ大学ランキング」をもとに、第一部で施設・設備等のハード面、第二部で学生や教職員をどのように巻き込むかなどのソフト面をテーマにディスカッション。ランキングで国立大学一位となった岩手大学の大塚尚寛副学長や私立大学一位となったフェリス女学院大学際交流学部の佐藤輝准教授らが登壇し、教職員を巻き込むコツなどを披露した。
三日目には、環境分野への就職活動を行っている学生を対象に、「環境」就職・進路相談会を実施。環境分野で仕事をする30名の社会人が、およそ300人の学生参加者の進路の悩みを聞いた。