平成21年10月 第2376号(10月14日)
■創立75周年・開学50周年
麗澤大学が記念式典
(学)廣池学園・麗澤大学(廣池幹堂理事長、中山理学長)は、10月2日、千葉県柏市の同大学体育館において、学園創立75周年及び大学開学50周年の記念式典を関係者500名余が出席して盛大に挙行した。
廣池理事長は式辞で「創立者の廣池千九郎は、法制史や皇室の研究等に没頭し、後のモラロジー(道徳科学)創建の礎を築いた。そのモラロジーは、元国際連盟事務局次長であった新渡戸稲造に高く評価され“東方の光の一つ”と称賛された。千九郎は昭和10年、私塾の道徳科学専攻塾を開設、同25年に「モラロジーに基づく知徳一体の教育」を建学の精神とする麗澤短期大学を開き、昭和34年に麗澤大学を開学した。今日の開学50周年を機に初心に立ち返り、次の50年に向けて新たな第一歩を踏み出したい」との熱い決意を語った。
その後、中山学長の式辞のほか、大沼 淳日本私立大学協会会長をはじめ海外提携校の代表らが次々と祝辞を述べた。
大沼氏は、「麗澤大学開学50周年記念事業の一環として、モラルの再構築と道徳教育のさらなる深化を図るために『道徳科学教育センター』を設立されたことや『森と共生するキャンパス』をコンセプトに新たな校舎を建設されたことは、必ずや麗澤大学の燦然たる歴史を創造されるものと確信します」と期待を込めた祝いを述べた。
式典は、交声曲「稀人」と校歌が披露されて閉会となった。
閉式後には、同大の高巖経済学部長の「持続可能な社会の構築に向けて」と題する記念講演も行われた。