平成21年10月 第2376号(10月14日)
■全私連
政務三役を表敬訪問
私学の役割に理解求める
全私学連合(代表:白井克彦早稲田大学総長)は、10月13日、文部科学省に川端達夫大臣をはじめ、中川正春副大臣、鈴木 寛副大臣、後藤 斎大臣政務官、高井美穂大臣政務官の政務三役を表敬訪問し、私学の役割の重要性を訴えるとともに、予算編成における私学振興への理解を求めた。
白井代表は、私立学校が時代の要請や社会の付託に応じて個性豊かで特色ある教育活動を展開し、幼稚園から大学等までの各段階で大きな役割を果たしていることを述べた。また、教育は国家百年の大計であり、教育こそ我が国発展の原動力となっている。その中で、多種・多様な人材育成を担う私立学校の役割は、今後ともますます重要となることを強調した。
そのほか、幼稚園での健やかに育つ環境づくり、公立高校無償化に伴う私立高校等への目配り、地域に密着した短期大学の振興、さらに大学教育の八割を担う国家の基幹とも言える私立大学については、国立大との国費負担割合の格差是正や地域再生・活性化への取組み等のほか、高等教育全体への公財政支出の拡充などを訴えた。
川端大臣は、マニフェストに掲げた約束を果たしていくが、教育現場の声に耳を傾けたい。公立高校無償化等の大幅な予算が必要となるが、各施策の優先順位等も考慮していく。科学技術の振興など、世界の流れに遅れないようにもしたいなどと見解を述べた。
全私学連合からの訪問者は次のとおり。
▽白井代表、▽大沼 淳(私大団体連副会長・日本私立大学協会会長)、▽佐久間勝彦(日本私立短期大学協会副会長)、▽吉田 晋(日本私立中学高等学校連合会会長)、▽平野吉三(日本私立小学校連合会会長)、▽吉田敬岳(全日本私立幼稚園連合会会長)