平成21年10月 第2375号(10月7日)
■教職協働に向け全学で 東京家政大の21年度研究会
去る9月11日、東京家政大学は、平成21年度の教職員研究会を開催した。同大が毎年度取り組んでいる、教員、職員からの課題への提言、情報、方針等を全学で共有していこうというもの。今回より、教職協働が叫ばれていることを受けて、会の名称を改称し、より一層の充実化を図っている。
大学教育の「質保証」という命題には、各大学様々な取組を試行しては腐心しているところだが、同研究会でもFD・SDが大きなウエイトを占める。丸一日の研修プログラムは、午前の部は講演、午後は各部門からの報告等と分科会となっている。
女子大である同大は、時代が要請する、志高い女性の社会での活躍を促進すべく、共通教育、教員養成教育を推進し、学部の再編成も行った。
このたびの研究会では、文科省高等教育局の河村潤子私学部長が、「学生の学びの質保証―私立大学を取り巻く諸課題―」と題して講演し、大学数、学生数の国際化比較等のデータを紹介し、また、大学経営と教育の質保証の取組の指針を示した。